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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百七十八話 ゴルゴムの大群と戦いその九

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「日本酒の味がするだけだよ」
「魔王様は出してくれたから」
「そうはならないからな、全くあんたは」
 ミカンは呆れた声で言った。
「いつも誤解される様なことを言うからな」
「そうかしら」
「そうよ、他の人が聞いたらどう思うか」 
 こうも言うのだった。
「考えろよ」
「考えて言ってる」
「それでそれかよ」
「そう」
「別にいいんじゃないかな」
 海東もその大吟醸を飲みつつ言った。
「別に」
「いいのかよ」
「うん、そうした表現使う人もいるし」
「いるか?」
「いるよ?世界によっては」 
 ミカンにあっさりとした口調で話した。
「実際にね」
「そうなのかよ」
「だからね」
 それでというのだ。
「別にね」
「気にすることはないんだな」
「うん、気にするとすれば」 
 それが何かもだ、海東は話した。
「ユキカゼさんの戦い方かな」
「それだけか」
「使う魔法をその時その時で考えていったら」
 そうしたならというのだ。
「火とか氷とか風とか」
「状況に応じて変えるのね」
「そこを考えてやっていくといいよ」
「わかったわ」 
 ユキカゼは海東の言葉に確かな顔と声で応えた。
「私頑張る」
「そういうことでね」
「こいつの喋り方や服装や実は男だってこともか」
「一切ね」
 それこそとだ、海東はまたミカンに答えた。
「気にしなくていいよ」
「そうなんだな」
「そうした人もいるしね」
「あんた達いつもそれで終わらせてるな」
「だから他の世界には色々な人がいるから」
 だからだというのだ。
「中にはね」
「本当に色々な人を見て来たのね」
 オルガンもこのことを察した。
「ライダーの人達は」
「色々な世界を巡っているからね」
「それでなのね」
「僕達にしてもね」
「スライムもいれば悪魔もドラゴンもいる」
 門矢が言った。
「妖怪も魔女も他の星から来た奴もな」
「じゃあゾンビは」
「いる」 
 ミンクに即座に答えた。
「超能力者も女神もな」
「何かいない種族を探す方が難しそうね」
 オルガンはここまで聞いてこう考えた、そして内心自分が魔族でも特に困ったことではないとも思った。
「どうも」
「確かにそうですね、天使の方もおられますし」
 光も言った。
「軍艦が人の姿になっている人もおられて」
「何でもありだな」
(もう無茶苦茶だな)
 九内はまた心の中で呟いた。
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