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オズのラゲドー氏
第二幕その四

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「イッソスの国自体もそうでしょ」
「不思議ですね」
「お伽の国だから」 
 それでというのです。
「あの国もよ」
「前に一度訪問しましたけれど」
「今回もね」
「そうですね」
「ではこれからどんどんね」
 クッキーは笑顔で言いました。
「不思議を見て経験していきましょう」
「オズの国の不思議をですね」
「そうしていきましょう」
「わかりました」
「早速その不思議がやって来たわよ」
 トロットが言うとでした。
 草原にバイソン達以外に見えてきました、それはといいますと。
「スライム達がね」
「あっ、そうですね」
「ゼリーみたいなスライムですね」
「そのスライム達も草原にいますね」
「プルプルして動いてますね」
「如何にもスライムですね」
「オズの国にもスライムがいてね」
 トロットはナターシャ達五人に笑顔でお話しました。
「結構あちこちにいるのよ」
「そうですよね」
「オズの国には色々な生きものがいて」
「スライムもいますね」
「それでこうしてですね」
「草原にもいますね」
「スライムは色々な場所にいて」
 そしてというのです。
「こうしてね」
「色々な場所で見られる」
「そうなんですね」
「エメラルドの都の草原にもいて」
「僕達も見られるんですね」
「そうなの。それで種類もね」
 スライムのそれもというのです。
「沢山いるのよ」
「ここにいるスライムは緑のグリーンスライムだけれど」
 カエルマンもお話しました。
「赤や青、紫、黄色とあってね」
「それぞれの国のスライムがいてね」
 トロットがまたお話しました。
「他にも黒、白、灰色、ピンク、橙、他にも色々なスライムがいるのよ」
「それで色々な場所にいて」
「オズの国で暮らしているの」
 トロットはキャプテンと一緒にお話しました。
「他にも色々モンスターと言われる生きものがいて」
「スライムは特に多いね」
「それで何もしないんですね」
 ナターシャはこのことを尋ねました。
「人を襲ったりも」
「絶対にしないよ」
 今度はカエルマンが答えました。
「ここはオズの国だから」
「だからですね」
「そう、平和な世界でもあるから」
 ただお伽の国であるだけでなくです。
「だからね」
「人を襲ったりもしないですね」
「だから近寄ってもね」
「安全ですね」
「うん、それは他の生きものと同じだよ」
「そういえばカリダも」
 かつて恐れられていたこの獣もです。
「今ではですね」
「人を襲ったりもね」
「しないですね」
「穏やかになったよ」
 かつてと違ってです。
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