暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第一話 幸せとは何かその十四

[8]前話 [2]次話
「だから私達が来ればね」
「絶対になのね」
「誰かね」
「告白してくるのね」
「それでその子がいいと思ったら」
 その時にというのだ。
「付き合えばいいのよ、それもね」
「それも?」
「肉食で」 
 それでというのだ。
「いいでしょ」
「正直肉食でないとね」 
 留奈も言った。
「商業科で彼氏なんて出来ないわよね」
「ピラニアでないとね」
「ピラルクじゃね」
 巨大だが大人しいこの魚ではというのだ、どちらもアマゾンの魚なのでこう言ったのだ。
「ちょっと以上にね」
「駄目なのね」
「そうよ、商業科はアマゾンよ」
 まさにそれだというのだ。
「弱肉強食のね」
「修羅の世界ね」
「女子にとってはね」
 まさにとだ、留奈は一華に言い切った。
「ピラニアが巣食うね」
「恐ろしいところね」
「ピラニアじゃないとしたら」
「それならよね」
「ジャガーにカイマン、アナコンダにサンゴヘビにデンキウナギにオオナマズがいる」
「あらためて聞くと凄いわね」 
 一華もここまで聞いて思った。
「アマゾンって」
「私も思うわ。ドクガエルもいるし危ない虫もね」
「一杯いるわね」
「そんな魔窟でね」
「商業科がそうなのね」
「その中で彼氏ゲット出来るのは運がいいか」
 それかと言うのだった。
「猛獣の中の猛獣よ」
「そうした娘だけね」
「先輩だって普通に参戦してきて」
 理虹も言った。
「またどの人も女子力磨いてね」
「そうそう、皆奇麗よね」
「ダイエットしてお肌整えて」
「髪の毛もメイクも奇麗にして」
「もう出すとこ出して」
「誘いかけるから」
「フェロモン全開でね」
 そうした感じでというのだ。
「先輩も来て」
「最近一年生もよね」
 一華は喉をごくりと動かして言った。
「皆どんどん奇麗になってるわね」
「女子力磨いてね」
「フェロモンも出して」
「そうなってきてるけれど」
「それは何故か」
「彼氏ゲット」
「もうその為にね」
 まさにというのだ。
「そうなってきてるわね」
「猛獣の巣窟なのね、商業科って」
「彼氏狙っての」
「いや、こんなのだって思わなかったわ」
 富美子は腕を組んでやれやれという顔で述べた。
「商業科って」
「そうよね」
「こんな中で彼氏何なくゲット出来るとしたら」
 一華に考える顔で言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ