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ハッピークローバー
第一話 幸せとは何かその八

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「私達だって酔った時かな恵にそうしてもらってるから」
「だからなの」
「それはいいのよ、けれど今夜はね」
「成海君になの」
「連れて帰ってもらって」
 そしてというのだ。
「その後でね」
「お家に帰って」
「お風呂に入って寝なさい」
 こう言うのだった。
「いいわね」
「お風呂は入らないよね」
「そう、奇麗にして」
 身体をというのだ。
「そしてね」
「寝るのね」
「そうしてね」
「成海君来たわよ」
 ここでだった。
 一六七位の背で明るい顔立ちで茶色にしている髪の毛を短くしている少年が来た、全体的に明るく気さくな感じだ。
 その彼がだ、二人に担がれているかな恵を見て言った。
「かな恵、生きてる?」
「大丈夫よ」
 かな恵はここでもこう言った。
「この通りね」
「生きてても大丈夫じゃねだろ、じゃあな」  
 彼、三浦成美は笑って言った。
「帰るか」
「うん」
「おぶっていくな」
「有り難うね」
「あの、かな恵大きいけれど」
 理虹がかな恵のところに来て実際におぶろうとする彼に言った。
「いつも思うけれどいいの?」
「いいよ、俺ラグビー部で体力あるし足腰もしっかりしてるし」
「大丈夫なの」
「それにいつもおぶってるからさ」
 かな恵をというのだ。
「おぶり方もわかってるし」
「だからなのね」
「ああ、腰いわしたりしないよ」
 女の子としては大きな方のかな恵をとうのだ。
「安心してくれよ」
「それじゃあね」
「おいかな恵来いよ」
 成海はかな恵に笑顔で声をかけた。
「一緒に帰ろうな」
「別にいいのに」
「よくないだろ、酔ってるからな」
「誰かの迷惑になるのはね」
「こうした時はお互い様だよ、歩けないならな」
「歩けるって」
「いいからな。ほら来いよ」
 穏やかだが確かな声で告げた、すると。
 かな恵もようやく頷いてそうしてだった。
 成海に背負われた、そのうえで。
 かな恵は成海に背負われたうえで帰って行った、一華はその彼女を見送って四人で彼女と成海にまた今度と笑顔で別れの挨拶をしてだった。
 その後でだ、二人が見えなくなってから言った。
「成海君いいわよね」
「性格いいのよね」
 実際にとだ、留奈が応えた。
「面倒見がいいし」
「ずっとああなのよね」
「そうそう、明るくて面倒見がよくてね」
「かな恵いい子と付き合ってるわね」
「本当にね」
「いや、商業科にいたらね」
 理虹は少し苦笑いで言った。
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