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ジャンクフード症候群の恐怖
第二章

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 大学の健康診断の結果を見てだ、彼は仰天した。
「な、何だよこれ!?」
「おい、まさかと思うが」
 沢城はこの時自分のアパートで松岡と一緒にゲームをしていた、松岡は彼の驚きの声を聞いて聞き返した。
「お前健康診断の結果」
「血圧とコレステロールが滅茶苦茶高いだよ」
「だから言っただろ、カップ麺とかばかり食ってるとな」
「こうなるのかよ、俺まだ十代だぞ」
「十代とかじゃない、そういうのばかり食ってるとな」
「駄目なのかよ」
「運動してないこともあるけれどな」
 この要素もあるがというのだ。
「けれどな」
「食生活かよ」
「それに決まってるだろ、すぐに病院行け」
 松岡は沢城に真剣な顔で告げた。
「それでどうしたらいいか聞いてこい」
「あ、ああ」
 沢城は真っ青になった顔で頷いた、そして。
 その日のうちに健康診断の結果を持って病院に行った、そのうえで医師に松岡が言った食生活のことを話すと。
 医師は冷静に彼に話した。
「間違いなく食生活ですね」
「俺まだ十代なんですけれど」
「十代でもそうしたもの、ジャンクフードばかり食べますと」
 医師は沢城に話した。
「こうなります」
「そうなんですか」
「こうしたものは脂や糖分が多く」
「カロリーですか」
「それが高くて添加物や化学調味料も多くてビタミンやカルシウムの栄養がないので」 
 だからだというのだ。
「食べ過ぎは危険なんです、肥満や成人病、そして聴力や視力の低下にもつながります」
「耳や目もですか」
「イギリスで十七歳の少年がそうなっています」
 医師は具体的な事例も出した。
「ですから」
「それで、ですか」
「はい、すぐにジャンクフードを控えてバランスのいいものを食べて下さい」
「お野菜とかですか」
「そうです、自炊でお野菜やお魚、普通のお肉を召し上がられて下さい」
「そうしないと危ないですか」
「このままですと本当に成人病になります」
 医師は沢城の健康診断の結果を見つつ彼に話した。
「そうなりますので」
「だからですか」
「すぐにそうして下さい」
「わかりました、お店もまかないも考えていきます」
 沢城は顔面蒼白で力なく頷いた、そうしてだった。
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