第四百七十七話 魔王の仲間達その二
[8]前話 [2]次話
「あいつ等は」
「そうだよね」
「何かです」
桐野はこう言った。
「連中は知能もです」
「ないよね」
「全く、ただ暴れるだけで」
それでというのだ。
「まさにです」
「獣だよね」
「人間味がありません」
「喋らないしね」
トロンも言って来た。
「あいつ等は」
「だからだね」
「余計にね」
喋らない分と、というのだ。
「そう思えるわ」
「そういうことだから」
それでというのだ。
「あいつ等はね」
「獣なのね」
「その色が強いんだ」
こう話した。
「あいつ等は」
「そのことも話しますので」
光も言った。
「お待ち下さい」
「わかったわ」
「おい、お客さんかよ」
ここでだった、また三人入ってきた。
障子を開けたのは青い服の少女だったがまずは。
落ち着いた顔立ちの少女が入って来た、見れば。
ピンクの長い見事な髪にやはりピンクの瞳だ、整った顔で胸を強調した白とピンクの聖職者の服を着ている。優雅で穏やかな顔立ちである。
二人目はその青い服の少女で三つ編みにした部分もある見事なブロンドのロングヘアで鋭いブラウンの瞳だ、整っているが木の強そうな顔立ちで青を基調とした服でブーツを履いている。
最後はピンクの一部が上にはねたロングヘアで赤い目である、幼い顔立ちでやや小柄でピンクの露出のない服を着ている。
三人が入ったところでエビフライが話した。
「この国の三聖女よ」
「わかった」
「ちょっと、それだけ?」
三人目の少女が門矢に反応に突っ込みを入れた。
「あんた私を見てそれだけ?」
「まだ何も知らないからな」
「だからなの」
「三聖女なのは聞いた」
それはというのだ。
「それであんたは誰だ」
「ルナ=エレガントよ」
少女が名乗った。
「三聖女、三姉妹の彼女よ」
「大体わかった」
「やっぱり反応薄いわね」
「初対面でこの世界に来たてだ」
「だからなの」
「あんたのことは本当に知らないからな」
それ故にというのだ。
「こうだ」
「そうなのね」
「しかしあんた達強いな」
今度はブロンドの髪の少女が言ってきた。
「雰囲気でわかるぜ」
「俺は確かに強い」
門矢も肯定した。
「このことは言っておく」
「そうなんだな」
「そしてあんたの名前は何だ」
「キラー=クイーン」
こう名乗った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ