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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百七十六話 魔王の来訪その三
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「どうするか決めるか」
「ではな」
「あと煙草を吸いたいなら灰皿を出す」 
 門矢は九内にこうも言った。
「好きにしてくれ」
「いいのか」
「それが出来る部屋だからな」
 喫煙がというのだ。
「構わない」
「わかった、では失礼させてもらう」
 九内は門矢の言葉を受けて煙草を出した、そうして。
 美味そうに吸ってからだ、こう言った。
「ではこれから話させてもらう」
「あんたのこととだな」
「わかるか」
「あんたの世界のこともな」
「もうわかっているか」
「スサノオに仕掛けられているな」
 門矢は九内を見据えてこうも言った。
「そうだな」
「その通りだ、ゴルゴムとかいう怪人とかいう種族も出してきてな」
「今度はゴルゴムか」
 ここでまた言った門矢だった。
「そうか」
「そこもわかっているか」
「わかっていないのはあんたとあんたの世界とだ」
 門矢はさらに言った。
「その状況だ」
「それを聞きたいのだな」
「俺達も話す」
 門矢は自分達もと申し出た。
「そうさせてもらう」
「ではお互いに話そう」
「それではな」 
 お互いにこう話してだった。
 九内とライダー達はお互いのこと、世界のことも話した。そうして一通り話してからだった。門矢はこう言った。
「大体わかった」
「こちらもだ」
 九内は煙草を右手に応えた。
「あんた達も大変だな」
「そう思うか」
「聞く限りだとな」
(というか大変どころじゃねえだろ)
 九内はまた心の中で呟いた。
(見たところ全員二十歳そこそこだがどんなヘビーな人生送ってるんだ)
「そう思う」
 内心の呟きを隠して述べた。
「戦いの中の人生か」
「いや、普段はこうしてだ」
「普通に暮らしているか」
「楽しくな」
 門矢は強い声で答えた。
「そこは心配無用だ」
「ならいいがな」
「それで九内さんにしても」 
 ここでこう言ったのは海東だった。
「元々はゲームの製作者で」
「その製作したゲームのキャラの姿でだ」
「今のだね」
「その世界に入ってな」
「温泉のある村でなんだ」
「そこを拠点として活動している」
「そうなんだね、そしてその村に」
 海東はさらに言った。
「スサノオが仕掛けて来た」
「ゴルゴムの連中を出してな」
「僕達も事情はわかったよ」
 海東はここで頷いて応えた。
「それじゃあ今からそちらの世界に一緒に行って」
「一緒に戦ってくれるか」
「そうさせてもらっていいかな」
「こちらも連れて来いと言われている」
 九内はクールな口調で答えた。
「そちらがそう言ってくれるならな」
「一緒に行っていいね」
「宜しく頼む」
 海東に真面目な声で答えた。
「ではな」
「それじゃあ行こうね」

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