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ドリトル先生と幸せになる犬
第八幕その二

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「心ない人もいるね」
「そうだよね」
「世の中いい人も悪い人もいて」
「それでね」
「ものを大事にしない人もいるね」
「どうしても」
「ペットショップでもそうだよ」 
 こうしたお店でもというのです。
「心あるお店もあれば」
「心ないお店もある」
「酷いお店もね」
「中にはね」
「そうだよね」
「本当にペットを商品、ものとしかね」
 そうしたというのです。
「思っていないお店もあるよ」
「ふわりが最初にいたお店は違うけれど」
「ペットの扱いも酷くて」
「お店の裏ではただペットを産むだけの子達もいたりして」
「それでヤクザ屋さんが関わっていたりとかね」
「入れ墨入れたブリーダーさんもいるよ」
 つまり本職か元のヤクザ屋さんのブリーダーもいるというのです、先生はこうした人のこともお話するのでした。
「そうだよ」
「それでお店もだね」
「ヤクザ屋さんかそれに近い人がやってるとか」
「ペット業界にも関わるとか」
「そんなことになってるね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「日本のペット業界にも問題が多いんだ」
「他の場所と同じだね」
「何処も問題があるね」
「本当にね」
「世の中は」
「問題のない場所はないよ」 
 先生は暗い顔でお話した。
「この世界ではね」
「完璧なものはなくて」
「何処でも問題はあるね」
「光と影があって」
「表と裏が」
「そうだよ、その問題を発見して」 
 そしてというのです。
「その都度改善していく」
「それが大事だね」
「そのことが大事だね」
「何といってもね」
「そうだよね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「徐々にだよ」
「問題と常に探して見付けて」
「そして解決していく」
「沢山の問題があっても」
「それでもだね」
「その都度解決していことだよ、ペット業界もね」
 この場所もというのです。
「そうしていくべきだよ、そして僕はね」
「先生の出来ることをする」
「出来るだけのことをね」
「いつもそう言ってるわね」
「そう考えてるって」
「そうだよ、そして僕の出来ることはね」
 それはといいますと。
「問題点を見付けたら皆に知らせて」
「生きものの健康を保つ」
「獣医さんとして」
「そうすることね」
「そうだよ、じゃあ今から行こうね」
 そのお店にとです、こう言ってでした。
 先生は皆と一緒にペットショップにお邪魔してそのうえでそこにいる犬や猫やハムスターや熱帯魚の健康をチェックしてです。
 問題がある子の治療をしてお薬も出しました。その後でお店を後にしましたが先生はこの時も言いました。
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