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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その十三

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「私自身は戦いませんが」
「その者達が戦うな」
「ですが二人共泳げても」
「海で戦うことは不得手だな」
「泳いでも、そして」
「水上を滑ることも出来ないな」
「そうして戦うことは」
「それは仕方ない、私達の特殊な能力だ」 
 船であるが故のというのだ。
「だからな」
「このことはですか」
「それぞれの身体のことだからな」
「仕方ないんですね」
「そうだ、そしてだ」
 加賀はさらに言った。
「私達も地上戦はな」
「本来の戦いの場ではないですね」
「その分勝手が違う」
 どうしてもというのだ。
「やはりな、しかしだ」
「それでもですか」
「戦いならな」
「そうして戦っていってですか」
「勝つ、地上では滑ることは出来ないが」 
 それでもというのだ。
「走ることは出来るしな」
「その足捌きの訓練はしてきたわね」
 エリカ=ブランデッリは微笑んで尋ねた。
「これまで」
「そうしてきました」
 蒼龍が答えtた。
「そして先程の戦いでもです」
「その足捌きでなのね」
「戦って」 
 そうしてというのだ。
「勝ちました」
「ならいいわ、期待しているわ」
「期待ですか」
「しているわ。一緒に戦っていきましょう」
「それでは」
「皆で力を合わせていくであろーー」
 ヴァンティーノは左手を挙げて励ます様に言った。
「そうしていけばいいであろーー」
「その通りね。けれど貴方山羊だけれど」
 翔鶴はそのヴァレンティーノに問うた。
「マフィアのドンだったわね」
「しゃっしゃっしゃ、凄いであろーー」
「山羊で喋るのは兎も角」
 もうこれは全くどうでもよくなっていた。
「マフィアのドンで妙に人道的で」
「我がヴァレンティーノファミリーはホワイトなんですよ」 
 ここでロレンツォが言ってきた。
「メンバーが常に仲良く楽しく幸せに」
「過ごせるの」
「そうしたファミリーなんです」
「そうなのね」
「やはり組織はホワイトが一番であろーー」
「全く以てその通りだ」
 ペンギン帝王も言ってきた。
「組織であるからにはな」
「そうした考えなのね」
「我々はな」
「わしは以前は多くの者は限られた天才の糧となれという考えだった」
 撫切は腕を組み傲然として言った。
「その為学園の退学者は九割だった」
「そんな学校おかしいでしょ」
 クイーン=エリザベスが速攻で突っ込みを入れた。
「何それ」
「恐ろしい学校もあるものだ」 
 エンタープライズも驚愕していた。
「一割退学ではないのか」
「一割だけ卒業出来るなんてね」
「ブラックもいいところだ」
「使えない奴は所詮捨て駒だ」
 今度は又吉が腕を組んで言い切った。
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