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おぢばにおかえり
第六十五話 心配していてその二十七

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「だからね」
「何はともあれ明日も会うのね」
「そうなるから」
 本当に自分でもわかっているからです。
「聞いてみるわ」
「それじゃあね」
「ええ、あと思い出したけれどあの娘達も先輩のこと嫌いみたいだから」
 妹二人です、私がお家で言うあの娘達といいますと。
「ちょっとね」
「そうなの」
「私のお話聞いて怖いとか残酷とか言って」
 このことも忘れられないです。
「会いたくないって言ってるわ」
「そうなのね」
「神殿で階段の上から人罵ったり高校の門で何人かで待ち伏せして聞こえる様に陰口言ったこと話したら」
 全部先輩のお話です。
「そうしたらね」
「そう言ったのね、二人共」
「そんな人とはって」
「それは当然ね」
「当然なの」
「だって本当にかなり残酷なことだから」
 このことは否定出来ないというのです。
「というか神殿でそんなことしたの」
「そうみたい」
「そんなこと天理高校でよく出来たわね」
「それで後で物凄く怒られたらしいの」
「それは当然のことね」
「待ち伏せしたこともね」
 このことも先輩が言われたことです。
「先輩この時まだ高校一年生でね」
「その時の二年や三年の人に言われたのね」
「多分ね」
 先輩と聞いているだけでそこからは知らないのでこう答えました。
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