暁 〜小説投稿サイト〜
物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
レッツ、クッキング!
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
どれどれ…?あっ、確かにもう良さそうですね」

木陰「こっちも終わったわ」

小鞠「ありがとうございます!空さん、流しの下からボウルをとってもらえますか?」

空:ボウル…2つでいい?

小鞠「はい、大丈夫です」


空は流しの下からボウルを取り出した。


空(どちらも同じ大きさだ…。)


カシャーン


小鞠「!?」ビクッ


小鞠が驚いた音の正体は空がボウルの縁と縁を重ね合わせた音だった。


小鞠「あー、びっくりした…。どうしたんですか?」

空:ボール。 ドヤッ

小鞠(綺麗な球じゃない…。)

葉月(梶原さん、前にも同じことしてたわよね…。)

このみ「お待たせー!……ん、何してるの?」


そこへこのみがフードプロセッサーを抱えて戻ってきた。


空:ボウルでボールを作ってた。

このみ「んー?あ、そういうことか。でも完全な球状じゃないから“ボール“とは呼べないよね」

空「!?」 ガーン

なっちゃん「空、ドンマイ!」

小鞠「……さて!続けましょう!!」パンパン


なっちゃんが空を慰め、それを見た小鞠が強引に仕切り直した。


小鞠「このみちゃんが持ってきたフードプロセッサーにみじん切りにしたニンニクとバジル、オリーブオイル、塩を入れて…と。よし、スイッチオン!」カチッ


あっという間に材料が切り刻まれ、みるみるうちにバジルソースが完成した。


小鞠「はい、バジルソースの完成です!あとは食パンにこれを塗ってチーズとトマトをトッピングして焼けばーーーあれ、食パンどこだろ?」

木陰「食パン?一穂さんは『台所に持っていった』って言ってたわよね」


皆で探すがなかなか見つからない。
そのとき、台所に眼鏡をかけた青年が入ってきた。越谷(こしがや)(すぐる)ーーー小鞠たちの兄である。喉が渇いたので麦茶を飲みに来たのだ。

冷蔵庫を開けた卓が食パンを見つけた。しばらく手にした食パンとそれを探す小鞠たちとを見比べていたが、やがて食パンを持って近くにいた木陰の元へ歩いていった。


卓:(-??_??)σ゛ツンツン

木陰「え?」

卓:(-??_??)つ[] スッ


卓は木陰に食パンを手渡した。


木陰「あ、ありがとう…ございます?」

卓:( _ _) ペコリ


ちなみに木陰以外の人は誰も卓に気づいておらず、未だに食パンを探し続けている。


木陰(今の人、誰かしら?……うーん、まあいいか。)

木陰「小鞠ちゃん、食パンあったわよ」

小鞠「えっ、どこにあったんですか!?」

木陰「いや、誰かが持ってきてくれて……って、あら?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ