暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第68話 気がついたら空の上
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しかしさっきから怒ったり混乱したりと忙しいな。

「起動方法を伝授したのは私です〜!」

「いや、知らんし」

「ロボットさんは黙ってて下さい!!」

「そやけど夜天の書の主は私やから………」

「黙れ黙れ!これは我のだ!誰にも渡さんぞ!」

いやぁ、何か夜美の様子を見ると昔を思い出して和むな………
昔は良くライとケーキの取り合いになってあんな感じで我侭言ってたな………

『マスター、感傷に浸るのは後で』

「おっと………」
「あ〜ん、王様、話が違います〜!!」

しかしいつまでもやかましいな………
あの女の子放置かよ。

あの子もどうすればいいか………って!!

「状況不安定………駆体の安全確保の為、周辺の危険因子を………」

大きく血の色をした翼を広げたと思ったら、

「排除します」

赤く目を光らせ、淡々と告げたのだった。

「!?はやて!!」

俺は直ぐにはやての前に移動。
金髪の女の子の前に立った。

「俺が相手するぜ………」

「空中打撃戦システムロード。出力上限5%」

「な……なんやこの重圧……魔力量の桁が違う!?」

「コイツはマジでヤバイな………はやていいから離れろ!!」

「な、何で私の名前を………」

「いいから離れろっての!!………リインフォース、連れてけ!」

「!?分かった」

リインフォースは慌ててこっちに来てはやてを引っ張っていった。
これではやてには被害は無いだろう。

「墜滅、開始」

こうして、俺は勝てる見込みの少ない戦いへと赴くのだった………
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