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鹿を助ける勇気ある犬
第一章

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                鹿を助ける勇気ある犬
 アメリカバージニア州カルベバー郡在住の六十二歳のラルフ=ドーン白髪で青い目で皺だらけの顔の彼はこの時孫娘でまだ五歳のアイラとだった。
 ゴールデンレッドリバーとスタンダードプードルのハーフの雄犬ハーレーと散歩をしていた、その時だった。
「ワンワンワン!」
「どうしたんだ、ハーレー」 
 ハーレーはいきなりだった。
 ドーンが持っていたリードを引き離す勢いで駆けだした、そして。
 傍にあった湖に飛び込んだ、ドーンはこのことに驚いた。
「いきなり飛び込むなんてどうしたんだ」
「お祖父ちゃん、あれ見て」
 赤髪をツインテールにしている自部と同じ目の孫娘が湖の真ん中を指差して言ってきた。
「あそこに鹿が」
「子鹿か」
「獲物って思ってるのかしら」
「いや、ハーレーはドッグフードしか食べない」
 祖父は孫娘にこのことを断った。
「だからそれはない」
「そうなの」
「ああ、だったら何だ」
 飼い主の彼も首を傾げさせていると。
 ハーレーはその鹿の首の後ろを咥えてそのうえで湖から出て来た、これで二人はわかった。
「そうか、子鹿をな」
「助けたのね」
「凄いな、そんなことをするなんて」
「ハーレーは立派ね」
 鹿はすぐに湖の近くの森に帰った、そして二人はハーレーの散歩を再開させこの日一日他の家族に彼の武勇伝を話して盛り上がった。
 その翌日だった、朝に。
 ドーンは家の中にいるハーレーがそわそわしているのを見た、そして。
 玄関で鹿の声が聞こえてきた、それでアイラが言ってきた。
「お祖父ちゃん、玄関からね」
「鹿の声が聞こえたな」
「行ってみる?」
「ああ、どうしたんだ」
「ワンッ」
 二人が玄関の方に行ってドアを開けると。
 そこに二匹の鹿がいた、一匹は昨日の雄の子鹿でもう一匹は大きな鹿だった。ドーンはその大きな鹿が何かすぐにわかった。
「母親か」
「昨日の子だけれど、この子」
「ああ、まさかな」
「ワン」
「ヒン」
「ヒヒン」
 二匹の鹿はハーレーが出て来るとだった。
 彼と見詰め合いそうしてだった。
 鹿達は一声鳴いた、そうしてから家の前を後にした。
 それを見てだ、孫娘は祖父に言った。
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