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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
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新暦73年4月………

「で、どうだったティーダ先生?」
「ああ、トーレ先生」

夕方、机に座って端末と睨めっこしていたティーダにコーヒーを渡すトーレ。
今、職員室にいるのだが、2人以外の先生は誰もおらず2人だけだ。

「前言った卒業サプライズ、許可は無事下りたよ。後は企画書を提出だけさ」
「そうか………いよいよだな。ティアナやスバルは何処に配属されるのだ?」
「陸士第386災害部隊」
「………彼女達の成績ならばもっと上を薦められたのでは?」
「ティアナはともかく、スバルは筆記がな………でも2人共特に文句も無く納得したよ。ティアナも『今はこれでいい』って」
「今はか………ティアナらしい」
「負けず嫌いだからね………」

苦笑いしながらコーヒーをすする。

「では、最後にしっかり痛めつけてやるか」
「トーレさん、顔が怖い………」
「何、少し本気を出すだけさ。ティーダも妹だからと手を抜くなよ?」
「そんな事しませんよ。俺だって妹の為に久しぶりに見せてやりますよ」

そんな事を話ながらティーダはパソコンを閉じた。











「ティア、訓練校ももう少しで卒業だね………」
「そうね」

同じ部屋のティアナとスバル。それぞれのベッドに寝ながら話していた。

「何か寂しいね………」
「そうね」
「ティア、反応が薄い………」
「………毎日聞かされるこっちの身にもなりなさいよ」

呆れならが文句を垂れるティアナ。

「でもさ、やっぱり卒業となると寂しいじゃん………」
「昨日も言ったけどこれからなのよ?特にアンタは脳筋な所があるからしっかりしないと………」
「大丈夫、ティアがいるから!!」
「いや、私にサムズアップされても………それに解決になってないし………」

はぁ………と溜め息を吐くティアナだったが、それでも自然と笑みが溢れる。

「それよりもう寝ましょ、明日も早いんだし………」
「ねえティア、明日模擬戦しない?」
「良いわよ、どうせまた私が勝つから」
「今度は絶対勝つもん!!」

今まで戦ってきた模擬戦の戦歴。

ティアナ 124戦64勝50敗10引き分け。
スバル 124戦50勝64敗10引き分け。

ティアナは巧みな幻影、射撃のレパートリーを利用して勝っており、それが勝ち越している要因でもあった。
対してスバルは自身の突貫力と機動力を利用した一点突破の戦闘が大半で、その威力は訓練校トップである。
しかしそれが仇となりティアナによく読まれるのが負け越してる原因であった。
だがそれでも50回勝っているのはティアナの読みの先を行く、意外性によるものだった。

「そう言えば加奈さんも卒業だよね?」
「そうね。あのエリート校で主
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