第二章
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「いいな」
「その為にこちらに参りました」
カターニャは優雅な声で答えた。
「私は」
「そうだな」
「はい、そして貴方と生涯添い遂げる為に」
この為にもというのだ。
「参りました」
「そうか。ではな」
「これよりですね」
「生涯を共に暮らそう」
侯爵は微笑んで応えた、そしてだった。
侯爵はその家に相応しい豪奢な式の後でカターニャを妻に迎えた、そうして共に暮らしていったがすぐにだった。
侯爵は国政で困難な状況に陥った、国を流れる大河であるティる川の治水の責任者になったが。
その予算がないのだ、それで悩んでいたがカターニャが言ってきた。
「お金でしたら」
「あるのか」
「はい、ガレク山を調べて下さい」
この山をというのだ。
「あの山をするに」
「そうすればいいのか」
「あの山には多くの銀が眠っています」
「銀か」
「その銀を使えば」
それでというのだ。
「川の治水は予算がつきますね」
「うむ、今すぐではないがな」
「銀があれば」
「十分だ、そしてあの山の銀はどれだけ眠っている」
「この大陸一です」
そこまでの量だというのだ。
「それだけ眠っています」
「そうなのか」
「実はこの国に入ってすぐにです」
早速とだ、カターニャは夫である侯爵に話した。
「この国の山を調べたのですが」
「そうだったのか」
「連れて来た者達の中に資源に詳しい者がいるので」
それでというのだ。
「その者にそうさせますと」
「あの山には銀があるか」
「はい、すぐに採掘されて下さい」
「わかった、では治水の予算はその銀から調達し」
侯爵は妻の言葉を受けて述べた。
「そしてだ」
「さらにですね」
「その他のことにもな」
「銀を使われますね」
「銀は国を潤す」
「金と同じで」
「ならそうする」
侯爵はすぐにだった。
その山の採掘をさせた、すると多くの銀が見付かり。
治水は出来た、それには多くの人手だけでなく予算も必要であったが予算も問題なかった。そうしてだった。
治水は無事に終わった、だが。
それで終わらずだ、次の仕事が来た。
今度は大規模な開墾を行いそこで多くの畑を作ることを任された、開墾自体は無事に整ったがそれでもだった。
ここでだ、彼は悩んだ。
「民が餓えない、多く採れる作物を作らせたい」
「開墾した場所にですね」
「そうしたいが」
「そうですか」
「麦も作らせるが」
主食であるそれもというのだ。
「それだけでなくな」
「他のものをですね」
「作らせたいが」
「いえ、麦よりもです」
ここでカターニャは夫に話した。
「米の方がいいです」
「米か」
「はい、コメの収穫は麦より遥かに多いです」
だからだ
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