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イベリス
第十一話 アルバイト初日その一

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               第十一話  アルバイト初日
 咲は学校の授業が終わるとすぐに駅に向かい電車に乗った、そうして渋谷駅で降りて109にある速水の占いの店に行った。
 ここまで地図を観て来た、だが。
 速水の店の入り口を見て青と赤、そして白と黒と黄色の配色の店の入り口とその中を見てから店の受付に行ってそこにいる二十代の奇麗な女の人に尋ねた。
「あの、ここが速水さんのお店ですか」
「はい、そうです」
 その人は咲に笑顔で応えた。
「それで貴女がですね」
「今日からアルバイトをさせてもらう小山咲です」
 こう答えた。
「それで来させてもらったんですが」
「はい、では今からお願いします」
 その人は笑顔のままこうも応えた。
「事務所に入れば他のスタッフの方がおられるので」
「それで、ですか」
「お仕事の内容を聞いて下さい」
「わかりました」
「あとタイムカードはもう用意していますので」
 こちらのことも整っているというのだ。
「すぐに通して下さい」
「わかりました」
「それからお仕事の内容を聞いて下さい」
「受付とですね」
「はい、雑用がです」
 この二つがというのだ。
「主なお仕事になります」
「占いはしないんですね」
「それは速水さん、店長がされるので」
 それでというのだ。
「私達スタッフは誰もです」
「しないですか」
「はい」
「それは聞いていましたが」
「店長の占いは秘伝でして」
 こう咲に話した。
「誰にもです」
「お話してくれなくて、ですか」
「うちの占い師もです」
「速水さんいえ店長さんだけがですか」
「基本行われます」
「そうですか」
「ただ店長がおられない時もありまして」
 そうした時もあってというのだ。
「それでその時は別の人が入ります」
「そうなんですね」
「はい、その人もタロット占いです」
 そちらで占うというのだ。
「店長の知り合いの方で」
「その人が入ってくれますか」
「そうしてくれます」
「そうですか」
「店長は忙しい方で」
 それでというのだ。
「時折外に出られて」
「そこで占いをされるんですか」
「そう聞いています。ただお客様のことは」
 外で依頼をする人のことはとうと。
「プライベートなので」
「だからですか」
「店長も決してお話しないので」
 それでというのだ。
「そのことはです」
「わかっておくことですね」
「そうです」
 こう咲に話した。
「宜しくお願いします」
「それでは」
「はい、では」
「今からですね」
「事務所に行って下さい」
「わかりました」 
 咲は受付の人の言葉に頷いて店の中に入った、すぐに関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉を見てだった。
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