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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百六十五話 キール大会戦その十

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「ここはね」
「そう思うから」
「それでなのね」
「私も前に出るわ」
「じゃあ一緒に行こう」
「攻撃を仕掛けようね」
「確かに私も同じね」
 孝美は前に出ながら微笑んだ、そうして自分達と共に前に出て戦っているろくろと紅緒にまた言った。
「お二人は」
「一緒にいるとな」
「それで絆が出来る」
「俺達は夫婦であんた達は姉妹でもな」
「絆があることは同じだ」
「それは私達もだよ」
「同じだよ」 
 ユナエルとミナエルも来て言ってきた。
「双子だからね」
「お互いのことよくわかってるしね」
「それで連携もこの通りだよ」
「息もぴったりだよ」
「そうね。それじゃあ行きましょう」
「ルーラならここで何か言ってね」
「それで戦うけれど」
 二人は微笑んでだった、孝美にこうも言った。
「孝美は優しいしね」
「素直だしね」
「逆に言えば嘘滅茶苦茶下手だけれど」
「騙されるのはひかり位だけれど」
 純粋な彼女でなければというのだ。
「橘さんや剣崎さんでもわかる位よね」
「孝美の嘘ってね」
「けれどそこもいいし」
「本当に優しいからね」
「そのまま助けるよ」
「そうさせてもらうね」
「私の時はいつも一言言ってから助けてくれるのよね」
 実際にとだ、ルーラはどうかという顔で休憩している場所から言った。
「あんた達は」
「だってあんた口悪いもん」
「偉そうだしね」
「だから実はいい人って中々わからなかったよ」
「嫌な奴って思ってたよ私達」
 双子の天使はこうルーラに返した。
「今はどんな人かわかってるけれど」
「それで助けるけれど」
「けれどあんた本当に口悪いから」
「素直じゃないし」
「私達たまと違うからね」
「素直には助けないよ」
「そこがルーラさんのいいところにしても」
 ここで言ったのは裕斗だった、今は休憩している。
「素直でないのは事実ですし」
「あんたもそう言うの」
「素直に気遣い出すの苦手ですよね」
「そ、それはね」
 ルーラは顔を赤くさせて裕斗に返した。
「どうも」
「ですが何があっても見捨てないですし」
 人はというのだ。
「困ったら絶対に助けてくれますし」
「王たる者下々への慈悲は当然」
「そこよ、そこ」
「そこが駄目なのよ」
 双子の天使はまた突っ込みを入れた。
「口が悪いのよ」
「それで偉そうなのよ」
「だから私達も誤解してたし」
「嫌な奴ってね」
「これでいい人だしな」
「その通りだ」  
 ろくろと紅緒も知っていた。
「ルーラさんはな」
「実はな」
「この前お料理教えてもらいました」
 ひかりも言って来た。
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