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Fate/WizarDragonknight
銀から赤へ
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指輪を右手に入れた。そのままベルトを再度操作し、手のひらの向きを逆にする。

『ルパッチマジックタッチ ゴー ルパッチマジックタッチ ゴー』
「知ってもらえて光栄だね」

 ウィザードはそのまま指輪をベルトにかざす。すると、指輪に内包された情報がベルトに読み込まれ、魔法となる。

『コネクト プリーズ』

 すると、ウィザードの右手のすぐそばに赤い魔法陣が出現した。
 手を突っ込むと、あたかも魔法陣は収納箱だったかのように、銀の銃を吐き出した。ウィザードのベルトと同じ手のオブジェがついたそれは、ウィザーソードガンと呼ばれる銃剣である。
 ウィザードはその銃口を向けながら言った。

「すぐに終わらせるよ」
「ぬかせ!」

 その挑発に対し、ファントムは盾を構えながら突撃してくる。
 盾を持っているのもあって、ソードガンの発砲は通じない。

「だったら……!」

 ウィザードは、腰のホルスターから別の指輪を取り出した。同じようにベルトを操作して、読み込ませる。

『ビック プリーズ』

 同じように発生した魔法陣に、ウィザードが手を入れる。すると、本来のものとは何倍の大きさとなった腕が、ファントムの体を弾き飛ばした。

「ぬあっ!」

 地面を転がったファントムへ、再びウィザードは指輪を入れようとする。
 だが、起き上がったファントムが「させるか!」と、背中の射出口より光弾を発射した。
 紫色のそれは、容赦なくウィザードの足場を爆発させた。
 だが、命中する前、ウィザードはすでに指輪を発動させていた。それは、これまで使っていた魔法行使の指輪ではなく、形態変化の魔法。

『ランド プリーズ ドッドッ ド ド ド ドンッドンッ ドッドッドン』

 爆風が晴れた時、すでにルビーのウィザードは、トパーズへと変化、さらにその前には巨大な土壁がその攻撃を防いでいた。

「何っ!?」
「言ったでしょ。速攻で終わらせるって」

 ウィザードはさらに指輪を入れ替える。

「新しい指輪。使わせてもらうよ」
『ドリル プリーズ』

 ウィザードはその場で回転する。すると、魔法の名前の通り、ウィザードはドリルとなり、地面へ沈んでいった。

「な、何!?」

 いなくなったウィザードの姿を探して、ファントムが周囲を警戒する。
 だが、探すよりも先に答えは現れる。ファントムの背後に現れたウィザードは、回転蹴りでファントムを打ち倒す。

「これで、終わらせるよ」

 ウィザードはそう言いながら、新しい指輪に手を伸ばした。
 だがその瞬間、ファントムの言葉をウィザードは聞き逃してしまった。

「勝機発見……! 不用心だな……」



「ハルトさん……?」

 怪物に単
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