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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
海の魔物が強すぎて…
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の世界へ戻ったら、君らはどうなる?さっきのイカが、また現れたら…今のウルフ達だけで倒せたのか?みんな無事で戦闘が終わったのか?」
100パー全滅ね!
「そ、それは………」
「ウルフだって偉そうな事言ってられないんだぞ!」
はぁ?ウルフ様は活躍したじゃん!メラミで1匹仕留めたじゃん!

「え!?お、俺が何ですか!?」
「さっきみたいな場面では、魔法が頼りなんだ!なのにメラミで1匹倒した程度…先程の戦闘で活躍したのは、ハツキ一人だ!己の身体能力を最大限に駆使して、華麗に舞い敵を倒した!それに引き替えウルフ…君はメラミを放っただけ…せめて3匹に大ダメージを与えられるベギラマくらいは唱えられないと…」
何言ってるのこのアホは!
他の連中が使役に立たないだけじゃない!
ウルフ様は悪くないわよ!!

「お、お父様!そうは言いますが、ウルフ様のメラミは凄かったですわ!1発でテンタクルスを倒したのですから!」
「マリー…お前に戦闘の何が分かる…?」
ぐっ………
確かに、ガチの戦闘は私の知らない事ばかりだけど…
「今、お前達には守る者がある!この船と、船を動かしてくれている水夫達だ!誰かを守りながら戦うという事は、非常に難しい事なんだ。負ければ自分だけでなく、守ろうとした者の命も失う事になる…『頑張りました』じゃ意味がないんだよ」
クソ!
アホ兄貴が余計な事するから、こっちにまでとばっちりが来た…
「マリーは魔法の威力が強すぎて、味方に被害を出しかねない…逆にウルフは威力が弱すぎて、味方を危険に晒してる…」

ムカつく…
やっぱりイオから憶えるべきだったのよ!
お姉様の所為で、こんなムカつく事態になりましたわ!
「じゃぁ、私とウルフ様で魔法の勉強を致します!そして私は威力調整を…ウルフ様は強力な魔法を…それぞれマスターしてみせますわ!!」
やってやろうじゃないの!
魔法で手加減が出来る様に、頑張ってやるわよ!
ついでにウルフちゃんとの仲も進展させてやるんだからね!
見てろアホ親父め!
思わず涙が出てきた私は、それを拭うとウルフ様の手を取り、船室へと引き上げる!

そして私の魔法勉強は始まった。
最初は腹立たしかっただけだけど、魔法の勉強は結構面白い。
何より可愛いウルフちゃんと二人きりなのが最高ですな!




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