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犬の親子関係の素晴らしさ
第三章

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「ワン」
「ワンワン」
 バイパーはチャーリーに優しい声をかけてバイパーもだった。
 チャーリーに尻尾を振って応えた、そうしてだった。
 二匹はすぐに仲良くなった、むしろバイパーがチャーリーの母親の様な存在になっていつも優しく傍にいて。
 彼女に何かと教えていた、夫はその様子を見て妻に言った。
「大丈夫だったね」
「ええ、それでチャーリーの里親も決まったわ」
「早いね」
「ボンズさんのご夫婦よ」
「ああ、あの人達だね」
「あの人達にチャーリーのことをお話したら」 
 そうしたらというのだ。
「それでね」
「うちでと言ったんだ」
「そうなの。それじゃあ」
「チャーリーはだね」
「ボンズさんの家族になるわ」
 こう言って実際にだった。
 チャーリーはボンズ夫妻、夫の名前をリチャード妻の名前をソニアというアフリカ系の彼等の家族となった、チャーリーはバイパーそしてクリスティーナとシャーロンと悲しそうに別れたが。
 ボンズ夫妻からの話はチャーリーはいつも幸せだった、それでクリスティーナもシャーロンも喜んでいたが。
 ある日夫婦でバイパーの散歩に行っているとだった。
 そこにボンズ夫妻が来た、二人はチャーリーを連れていたがチャーリーはバイパーを見るとすぐにだった。
「ワン!」
「ワンワン!」
 バイパーにすぐに飛びついた、リードがかなり伸びた。そしてバイパーも。
 チャーリーに応えた、そうしてだった。
 二匹で楽しそうに遊びはじめた、クリスティーナはその光景を見て夫とボンズ夫妻に対して言った。
「よかったわね」
「うん、今もお互いを忘れていなくて」
「会うとこうして一緒に遊ぶから」
「こんないいことはないわ」
「そうね、これからも機会があれば」
 その時はと言うのだった。
「こうしてね」
「会わせていこう」
「今も絆があるから」
「そうしていきましょう」
「ええ、この子達は親子だから
 血はつながっていないが一緒にいる二匹はどう見てもそうであった。
 それで四人でまた親子を会わせようと話した、チャーリーもバイパーも今はだった。
 親子として幸せに遊んでいた、クリスティーナはその姿を見て親子の絆は犬のものも素晴らしいと思った。それでコーラの今の飼い主にこのことをメールで連絡すると相手もその通りだと返事をしてきてコーラと子犬達の動画を送ってきた。そこにも幸せな親子の姿があった。


犬の親子関係の素晴らしさ   完


                 2021・6・16
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