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ライブジャスティスシリーズ
鏑木ハイドライブ/我儘な優しさ
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けど。でも唐突にメールが届いて……

関わるな、そう残して通信が途絶えた」
ファントム「きっと、一人で戦ってるんだよ。皆の為に……」

士道は涙を流すファントムの頬に触れ、涙を拭う。

士道「真那には悪いけど、関わるなって言って一人で背負い込む様な人ほど、俺は関わろうとする。お節介呼ばわりはもう慣れたけど、見捨てられない。真那もファントムも、皆俺が幸せにしてやりたい」

士道の言葉にファントムは顔を赤くし、目を逸らす。

ファントム「一体どこでそんな言葉覚えたのよ?」
士道「でも、これが俺の本心だよ。それより今は、真那を探さないとな」

ファントムは士道を信じてある事を伝えた。

ファントム「避難シェルターの周辺は、AST(アンチ・スピリット・チーム)が防衛線を張っている。恐らく彼女も避難シェルターを中心に怪人軍団と戦ってるんだと思う」
士道「じゃあ、ASTに保護されてる可能性が高いって事か」

ファントムは士道に最後に言い残す。

ファントム「シェルターナンバーは7番、AST作戦統括基地周辺を調べなさい。私が話せる情報はここまで、後はどうするか。シンが決めて、無事を祈ってるわ」

ファントムは姿を消し、士道は一人心に決めるのだった。

士道「どうするかって、決まってるだろ。助ける……必ず……」

霊結晶を握り締めて、士道は空を見上げた。


翌朝

琴里「珍しいじゃない、士道から任務の申請なんて」
士道「ようやく、居場所が分かったんだ」
琴里「もしかして、真那の居場所?」
士道「第7避難シェルター、AST作戦統括基地、そこに真那がいるかもしれないんだ」

琴里は士道の言葉を半信半疑で聞きつつも、ロリポップのビニールを剥がし、士道に突きつける。

琴里「良いわ、やってみなさい。チーム編成は自由にしていい、ただし、予算を使って真那の救出に失敗したら黒歴史の一つを皆にバラすから覚悟してなさい」
士道「ありがとう、琴里」

必ず真那を連れ戻す、その想いを胸に、再び戦争(デート)が始まるのだった。



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