第千二百四十八話 二つの戦争では
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第千二百四十八話 二つの戦争では
桂さんは軍人さんでした、それで日露戦争の時は。
「山縣さんを助けて戦場に行くであります」
「ご健闘を」
日本は第一軍に所属して戦場に赴く桂さんを見送りました。
「そしてです」
「勝って来るであります」
自ら戦場に行きました、そして。
日露戦争ではでした。
「日本さんの上司の一番偉い人でありますね」
「今度はそうですね」
「最後までやり遂げるであります」
「今度もですね」
「勝つでありますよ」
こう言ってでした。
決死の戦いを行う日本を上司の一番偉い人として支えました、それでその二つの戦争の後で言うのでした。
「不肖桂日本さんの役に立ったでありますか」
「大健闘です」
日本は本気で答えました。
「よくぞやってくれました」
「そう言ってくれて何よりであります」
桂さんは二つの戦争でそれぞれ違う役職で健闘しました、そしてどちらの戦争でも日本を勝利に導いてくれたのです。
第千二百四十八話 完
2021・5・27
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