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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百六十一話 空を駆る少女達その十二
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「俺達の世界でどれだけ過ごしてもだ」
「私達の世界では一瞬ですね」
「どれだけ過ごしてもな」
「そうなのですね」
「そして年齢もだ」
 これもというのだ。
「身体的にも取っていない」
「これはスサノオがそうさせている様だがな」
「不老ですね」
 少女は明光院の話を聞いて述べた。
「そうなるな」
「左様ですか、わかりました」
「そういうことだ、それで君の名前は」
「はい、ペリーヌ=クロステルマンです」 
 ペリーヌは微笑んで名乗った。
「階級は中尉です」
「その敬礼は空軍の敬礼ね」
 ツクヨミはペリーヌのそれを見て言った。
「中佐さん達とは違って」
「私は空軍所属なので」
 ペリーヌは微笑んで答えた。
「中佐も宮藤さんも海軍の方ですから」
「それでなのね」
「はい、それで私は空軍の敬礼です」 
 肘を折らないそれだというのだ。
「このことは他の方も同じです」
「そうね」
「むしろ空軍所属の方が多いので」
「敬礼はそちらが主流ね」
「そうなんです」
「あとこいつすげえいい奴なんだよ」
 直枝がライダー達に笑って話した。
「口は悪いけれどな」
「仲間想いで子供に優しいんだね」
 常盤の叔父が応えた。
「そうなんだね」
「あっ、おじさんわかるか」
「そういう感じだからね」 
 見たところそうだというのだ。
「だから思ったけれど」
「そうなんだよ、それで子供に教育とかしてやってるんだよ」
「それはかなりいい娘だね」
「本当に口は悪いけれどな」
 直枝は笑ってまたこのことを話した。
「いい奴だよ」
「口が悪いのは余計です」
 ペリーヌはむっとした顔で直枝に返した。
「それはむしろ貴女ではないですか」
「実際俺はそうだよな」
「女の子なのに一人称は俺ですし」
「恰好いいだろ」
「乱暴です。その乱暴さがです」
 それがというのだ。
「貴女の短所です」
「ものもよく壊すしか」
「はい、本当に」
「おい、何を話している」
 今度はきりっとした顔で茶色の髪の毛を左右で短めのテールにしている少女が来た、隣には金髪のショートヘアであとけない顔立ちの青い目の少女が二人いる。一人は黒い軍服でもう一人は白衣である。茶色の髪の少女の軍服の色はジャーマングレーだ。
「話は部屋でしろ、廊下で立ち話はよくない」
「というかそこの人達がね」
「仮面ライダーの方々ですね」
 金髪の二人の少女がライダー達を見て話した。
「間違いなく」
「そうだよね」
 軍服の金髪の少女は両手を頭の後ろにやって述べた。
「少佐が一緒だし」
「巡り合って連れて来てくれたんですね」
「うん、俺達が仮面ライダーだよ」
 常盤が三人の少女の答えた。
「予想通りね」
「やっぱりそうだったね」

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