第千二百十四話 究極の嫌われ者
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第千二百十四話 究極の嫌われ者
吉田松陰さんはずっと愛されている人です、ですが。
「いやあ、いなくなってよかった」
「本当に嫌な奴だった」
「ああなってよかったよかった」
「ざまあみろ」
井伊直弼さんがああなった時江戸城で喜ぶ人は物凄く多かったです、そして江戸の町でも色々言われていました。
「因果応報だよな」
「そうだよな」
「傲慢で頭硬くてすぐに厳罰だして」
「やたら厳しいだけで」
「いなくなってよかったよかった」
やっぱりいなくなって喜ばれていました。
日本はその頃のことを思いだしながら妹さんに言いました。
「幕末一の不人気だけでなく」
「私達の歴史上の人の中でもですね」
「屈指の嫌われ者ですね」
「頼朝さん並では」
その嫌われ度はというのです。
「最早」
「それ位ですね」
「松陰さんと全く違います」
今も嫌われている人です、彦根以外で好きな人は兎に角少ない人です。
第千二百十四話 完
2021・5・10
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