第千二百六話 敵であっても
[8]前話 [2]次話
第千二百六話 敵であっても
伊藤さんは国会を開く時にその席を百八十度見える様にしました、そうした形にしたうえで日本に言いました。
「これで国会にいる者全員と対峙出来るな」
「対峙ですか」
「言い合って議論して」
そしてというのです。
「いい考えが出て政策として動く」
「それがいいのですね」
「そしてこれはという人材を見付けたら」
その時はといいますと。
「スカウトするんだ」
「国会でもスカウトですね」
「そう、そうして」
そのうえでというのです。
「日本さんの為に働いてもらうんだ」
「そうですか」
「論戦相手も関係ない」
それでもというのです。
「政策や立場が対立していても」
「優れた人材ならですね」
「それでいいんだ」
ざっくばらんに笑って言う伊藤さんでした、そのお口を大きく開けて笑うそのお姿はまさに英傑のものでした。
第千二百六話 完
2021・5・6
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ