第千二百四話 忙しくても
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第千二百四話 忙しくても
伊藤さんは物凄く多忙でした、ですが。
今日も朝帰りでした、それで日本に帰宅してから笑顔で言いました。
「いやあ、昨日もだったよ」
「女の人とですか」
「二人は当たり前で」
左右に侍らしてお休みするのが常だったとか。
「昨日は三人だったよ」
「相変わらずお盛んですね」
「ははは、君もそう言うかい?」
「一昨日もでしたし」
「やっぱり女はいいよ」
満面の笑顔での言葉でした。
「英雄色を好むというが」
「伊藤さんもですか」
「そうなるね、じゃあ明日も」
今日だけでなくというのです。
「夜は楽しんでくるよ」
「それでは」
「刺されて首を鞄の中に入れられない様には注意しているしな」
「だから誰のお妾さんでもない無名の人とですね」
「わしはそうした娘専門だ」
間違っても他の人とお付き合いしている人とは遊びませんでした、この辺り噂と違う人だったみたいです。
第千二百四話 完
2021・5・5
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