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新ヘタリア学園
第千二百二話  当たると死ぬから

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第千二百二話  当たると死ぬから
 イギリスは日本に真顔で尋ねました。
「河豚食っても死なねえよな」
「毒のある部分を取り除けば。そして毒のない種類もいます」 
 日本はイギリスに真顔で答えました。
「下関や博多、大阪に行かれるとよく食べられます」
「づぼら屋残念だな」
 イギリスもこのことは知っています。
「けれど食っても死なねえか」
「確実に死ぬなら誰も食べませんが」
「それもそうか」
「あくまで毒のある部分を取り除けばです」
 それでというのです。
「いいですから」
「そうか、俺は食わねえからな」 
 イギリスではそうなのです。
「当たると死ぬとしかな」
「お聞きしていませんか」
「ああ、大阪が阪神負けた時に自棄になって河豚食いに行ってたけれどな」
 それでもだったのです。
「俺達は遠慮したしな」
「そうですか、ですが普通のお店では食べても安全ですから」
 食べていいと答えた日本でした、河豚は物凄く美味しいです。例え毒があっても美味しいものは美味しいのです。


第千二百二話   完


                    2021・5・4
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