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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十九話 一つになってその十一

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「俺達の中にあるものだからな」
「それでだな」
「そうさ、それでこれからオムライス作るけれど食うか?」
「オムライスか」
「そうだよ、これが腕がいるんだよ」
 オムライスを作ることについてもというのだ、叡山は手慣れた動きで調理を進めつつアストレアに話した。
「簡単な様でな」
「そうなんだな」
「そはらちゃんがよく作ると思うけれどな」
「そうだな、そはらはオムライスもよく作るぞ」
 実際にとだ、アストレアも答えた。
「オムライスは」
「やっぱりそうか、これがな」
「腕が必要だな」
「そうしてものでな」
 それでというのだ。
「今から作るから食ってくれよ」
「わかったぞ」
 アストレアは笑顔で応えた、そして実際に叡山が作ったオムライスを食べたがそれも美味かった。他にもだった。
 戦士達は食事を楽しんだ、桐生は斉藤の寿司を食って思わず声をあげた。
「この寿司美味いな」
「左様ですか」
「ああ、俺こんな美味い寿司食ったのはじめてだよ」
 こう斉藤に言った。
「よくこんな寿司握れるな」
「寿司なら任せて下さい」
 斉藤は右目だけ開けて笑って応えた。
「拙者の稼業故に」
「それでか」
「絶対の自信があります」
「そうなんだな」
「他にも和食なら」
 それならというのだ。
「得意分野ですので」
「他の料理も出来てだな」
「その中でも特に」
「和食は、でか」
「寿司は家業でござる」
「だからこの味なんだな」
「日々精進しています」
 こう桐生に言ってさらに握る、その横では万丈が寧々の作ったざるそばを食ってそうして言っていた。
「いや、これもな」
「美味しいですか」
「寧々ちゃん流石だな」
 その寧々に言うのだった。
「蕎麦ならか」
「任せて下さい」
「それでこの味だな」
「次はせいろですが」
「ざるの次はか」
「如何ですか」
「頼むな」
 これが万丈の返事だった。
「そっちも」
「わかりました」
「じゃあこの蕎麦食ってな」
「そうしてですね」
「明日も訓練頑張るな」
 こう寧々に言って食べる、そして氷室は。
 ももの作ったケーキを食べていたがももは自分の前に座っている氷室をじろりと見てそうして彼に言った。
「氷室さんは他のことはいいけれど」
「どうした」
「服のセンスは最低」
 野球のユニフォーム姿の彼に言った。
「こんな時に野球の服なんて」
「阪神はいいチームだろ」
「チームの問題じゃない」
 黒と白の縦縞のユニフォームを見て言った。
「こんな時に着ないから」
「普段着だろ、ユニフォームは」
「違うから」
 絶対にとだ、ももは返した。
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