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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-D真実への扉〜The last 1 steps〜
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†††Sideすずか†††

“T.C.”のメンバーとして再会することになった“スキュラ”姉妹と交戦していたら、プライソンの手によって殺害されたはずの「ドクター!?」と、闇の欠片事件で初めて出会って、砕け得ぬ闇事件で友達になれた私のそっくりさんの「アイル!」が、私とチンクとセッテとディエチの前に現れた。

「ドクター! 本当にドクターなの!?」

「待て、ディエチ!・・・ドクターは亡くなったのだ! 遺体も確認した、葬儀もあげた! みなで泣いた! ドクターは、自らのクローンを造るような方ではない! あなたは一体だれか!? 私たちの愛するドクターに扮し、娘である私たちの前に現れるなど言語道断!」

怒りに任せて声を荒げるチンクは8本の短剣を両手の指に挟み込んで、いつでも投擲できるように構えた。チンクが感情を爆発させてるから私たちは逆に冷静になれてる。私はチンクの前に躍り出て、「まず、アイル。久しぶりだね」って、浮遊してる大剣に背中を預け、腕と足を組んでるアイルに声をかけた。

「(ドクター?も、アルファ達も臨戦態勢を解除しているし・・・)マテリアルって成長するんだね。ちょっと驚いちゃった」

「そうですわね。私たち自身も驚いたものですわ。けれど、こうして成長できたおかげで私たち紫天一家は全員強くなれましたわ。ご覧になって。このスラリと伸びた手と足、異性・同姓問わず魅了するスタイル。我ながら見惚れてしまいますわね」

(髪や瞳が色違いで、もう今の私とは髪形や防護服が違う。それでもやっぱり顔立ちは同じだから自分がナルシシズムに浸っているように見えて、ちょっと複雑だよ・・・)

セミロングヘアで結んでもいない私の髪と違って、アイルの真っ白な髪は太腿まで伸びるロングヘアで、髪形はハーフアップ。防護服は、昔は同じミニ丈のスカートだったけど、現在の私のものは膝が隠れるミディ丈で、アイルはものはふくらはぎより下でくるぶしよりは上の長さのロング丈。あと、ロングコートを着用したままの私と違い、アイルは完全に無くしている。代わりに頭に付けたウェディングベールのような魔力膜が、ショールのような形でアイルの両腕を覆っている。

「だけど、胸のサイズは私の方が上だね。基が私の身体なのに」

「・・・」

ほんの少しアイルのこめかみが引きつくのが見て取れた。そして小さく、ふぅ、と息を吐いて「そういうすずかは、少し太りましたわね。運動してますの?」ってニッコリ笑ってきた。今度は私が無言になった。図星だった。研究・開発の仕事をしていると、どうしても運動が疎かになっちゃうから・・・。

「で、でも、肥満じゃなくて平均だし!」

「わ、私だってそんなに小さくありませんわ!」

私はお腹を、アイルは胸を隠すように両腕を持っていく。と、そんな私た
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