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ベッドの贈りものにあるもの
第一章

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               ベッドの贈りものにあるもの
 ブルー=キングは黒と白の雄のピットブルである、今はカルフォルニアのある動物センターにいる。
 その彼を見てセンターのスタッフ達は話した。
「元気がないのも当然だな」
「引っ越すからって家族にここに連れて来られたんですから」
「落ち込むのも当然だよ」
「引っ越すにしても連れて行けなかったのかな」
「だとすればお互いにとって残念だけれど」
「邪魔とかだったら嫌ですね」
 犬舎の金網の中で元気なくいるかれを見て話した、見ればだった。
 ブルーは金網の向こうを寂し気に見詰めていた、そして涙さえ流していた。スタッフ達はそんな彼を見てまた言った。
「何とかならないかな」
「心優しい人が新しい家族になってくれたら」
「里親は募集しているし」
「誰か来てくれたら」
「そうしてくれたら嬉しいけれど」
「どうかな」
 このことはというのだ。
「本当に有り難いけれど」
「そうなってくれたら」
「前の家では一年近く飼われていたそうだし」
「またそうなったら」
「そう思うけれど」
「どうかな」
 こう話していた、その中で。
 ある人がブルーの新しい飼い主になることが決まった、ジェニファー=マッケイという金髪の女性である。
 その彼女にだ、スタッフの人達はブルーの事情を話した。
「そうした子なんで」
「優しくしてあげて下さい」
「大事にしてあげて下さい」
「もう二度と悲しい思いはさせないで下さい」
「わかりました」 
 ジェニファーはスタッフの人達に強い声で答えた。
「この子を必ず幸せにして一生です」
「一緒にいてくれますね」
「そうしてくれますね」
「約束します」
 実際にとだ、こう答えてだった。
 ジェニファーはブルーを引き取り家に迎え入れた、彼女はまずは彼に優しい笑顔で話した。
「これからここが貴方のお家だから気楽にしてね」
「クゥ〜〜ン・・・・・・」
 ブルーはまだ悲しそうだった、そして。
 ジェニファーと目を合わせようとしない、だが。
 ジェニファーは二度目の訪問の時に彼にベットのプレゼンをした、するとブルーはその上で寝る様になり。
 彼女にも顔を向ける様になった、ここでスタッフの人達はジェニファーに話した。
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