暁 〜小説投稿サイト〜
イベリス
第一話 卒業してその十七

[8]前話 [2]次話
 愛は咲にそうした場所も話していった、その話が終わってから咲は時計を見てそのうえで愛に話した。
「もうね」
「帰るのね」
「いい時間だからね」
「帰らないとよね」
 愛は笑って言った。
「叔母さん怒るわね」
「お姉ちゃんのところにいるなら」
 それならというのだ。
「いいって言うけれど」
「早いうちに帰らないと」
「お母さん心配するから」
「叔母さんらしいわね」
 愛はくすりとして返した。
「過保護よね」
「そうかしら」
「私のお家にいるってわかってたら」
 それならというのだ。
「もう安心だから」
「それはね」
「咲ちゃんも思うでしょ」
「愛ちゃんが一緒なら」
「私も家族も咲ちゃんと仲いいしね」
「特にね」
「お父さんとお母さん晩ご飯も出してくれて」
 愛はさらに話した。
「お風呂も入っていいしお泊りもね」
「いいのね」
「泊まったことないけれどね」 
 それでもというのだ。
「それもね」
「いいから」
「だからね」 
 それ故にというのだ。
「何の心配もいらないのに」
「心配するっていうの」
「だからね」
 それがというのだ。
「もうね」
「心配性だっていうの」
「そうよ、けれど親を心配させるのはよくないから」
 愛はこうも言った。
「だからね」
「もう帰った方がいいのね」
「その方がいいわ」
 実際にというのだ。
「じゃあもうね」
「お家に帰って」
「ええ、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「叔母さんに宜しくね」
「今日お話したって」
「言っておいてね」
「それじゃあね」
「何時でも来てね」
 咲はこうも言った。
「お話出来ることならするから」
「それじゃあね」
「ただね」
「ただ?」
「高校生活は楽しんでね」
「それはなのね」
「中学生活も高校生活も楽しいから」
 そのどちらもというのだ。
「人次第にしてもね」
「楽しいの」
「ええ、私はそう思ったから」 
 だからだというのだ。
「咲ちゃんもね」
「楽しい高校生活をなのね」
「してね」
 こう言うのだった。
「いいわね」
「それじゃあね」
「その為にもね」
「悪い人にはなのね」
「気をつけて悪いこともしない」
「それで悪い場所にも行かない」
「そうよ、まあさっき話したヤクザ屋さんとね」
 愛は考える顔で言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ