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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十八話 思わぬ成長その十

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「お料理を」
「宜しく頼むな」
「わかりました」
「人間食うことは絶対だ」
「食べないと戦えない」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「君にはだ」
「戦闘よりもですね」
「サポートでだ」
「特にお料理ですね」
「そちらを頼む」
「それでは」
「それで今日の食事は何だ?」
 氷室はそはらに彼女が今作っているものを尋ねた。
「それで」
「はい、鶏鍋です」
「それか」
「はい、それを作ります」
「だから野菜を切ってるんだな」
「お野菜はたっぷり入れます」
 そはらは微笑んで話した。
「お肉だけじゃなくて」
「野菜もか」
「たっぷり入れまして」
 そはらはさらに話した。
「デザートに苺も用意しています」
「それは凄いな」
「栄養も考えまして」
「有り難い、政治に関わっているとな」
 氷室は首相である父の秘書としての立場から話した。
「食いものはどうしても悪くなるからな」
「そうなんですか」
「時間がないからな」
 それ故にというのだ。
「インスタントや冷凍食品が多くなる」
「へえ、そうしたものですか」
「そうだ、忙しいとな」
「どうしてもですか」
「そんなもので済ませてしまう」
「いいもの食べていないんですね」
「料亭で、とか思うな」
 氷室はそはらに笑って話した。
「しかしそれがだ」
「時間がないからですか」
「簡単に済ませてしまうんだ」
「それで栄養もですか」
「偏りがちだ」
「そうだったんですね」
「だが忙しいなら余計に栄養は大事だ」
 氷室はこのこともわかっていた。
「だから努力して摂る様にしているが」
「それでもなんですね」
「どうしても心配になる」
 その栄養のことがというのだ。
「だから早月君の気遣いは嬉しい」
「そはらでいいですよ」
「そうか、ではそはら君の気遣いは嬉しい」
「それはどうも」
「やはり人間は栄養バランスを考えないとな」
「というかそれ常識だろ」
 万丈は氷室に横から言った。
「さもないと格闘技も出来ないだろ」
「戦闘もだな」
「ああ、政治家が一番いいもの食ってる魯思っていたけれどな」
「地位があるからだな」
「金もな」
「金はない、特に親父は金に特別厳しくて俺も気をつけている」
 政治的なそれにというのだ。
「だから金もだ」
「ないのかよ」
「そして忙しいからな」
「だからインスタントとか冷凍食品かよ」
「そうしたものが多い」
「肉も魚も野菜も果物もしっかり食えよ」
 万丈は格闘家として力説した。
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