第千百六十二話 そこに送れ
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第千百六十二話 そこに送れ
フランスは昔日本で連載されていたお猿さんみたいな少年が活躍するゴルフ漫画を読みながら言いました。
「これ滅茶苦茶面白いな」
「ドラえもんやハットリ君の作者さんの作品ですね」
「ああ、Aの人の作品だな」
フランスは日本に応えました。
「奇天烈で荒唐無稽でな」
「昭和三十年代の私の作品の様ですね」
「その流れだな」
「登場人物も組織も技もゴルフ場も素晴らしいですね」
「こんな連中いたら確実に変態さん扱いだけれどな」
ゴルフするとは思えない人達ばかりです。
「陰のゴルフ組織、変な技にな」
「ゴルフ場もいいですね」
「日本じゃねえだろ、ここ」
「どう見ましても」
「しかも人を困らせる為だけに作ってるな」
「そうです、特に主人公を」
「そうだな、ここは是非な」
不意に真剣に言うフランスでした。
「馬鹿委員長のとこの選手送りたいな」
「送ったら謝罪と賠償をされますが」
こう返す日本でした、かくしてフランスはその考えは捨てました。
第千百六十二話 完
2021・4・14
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