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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十八話 思わぬ成長その三

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「あいつは」
「そのイカロスちゃんでもね」
「一対一だからな」
「だとするとね」
「スマッシュがどれだけ強いかだな」
「ニンフちゃんやアストレアちゃんも強いのよ」
 彼女達もというのだ。
「相当に。ハーピーさん達だって」
「カオスもな」
「それでも引けを取っていなかったから」
 エンジェロイド達と戦ってもというのだ。
「そう思うとね」
「あいつ等がどれだけ強いかな」
「考えるとね」
 それこそというのだ。
「恐ろしい位よ」
「そうだよな」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「私もそう思うわ」
「幾らイカロス達が強くなって相手の弱点がわかってもな」
「そんな楽に戦えるか」
「その目で見ないとな」
「はっきり言えないわ」
 こう言うのだった。
「やっぱりね」
「そうだよな」
「とも君の言う通りよ」
「そうだろ、だからな」
「実際に戦いになって」
「その目で見ないと言えないな」
「イカロスちゃん達が強くなったにしても」
 そしてというのだ。
「スマッシュ達に弱点があることも」
「戦い自体があってな」
「それで言えることよ」
「そうだよな」
「その通りです」
 マッドローグが言ってきた。
「幾らデータではそう出ていてもです」
「それでもですか」
「その目で見ないとですか」
「はっきりとは言えません」
 マッドローグは智樹とそはらに穏やかで落ち着いた声で述べた。
「決して」
「それじゃあですか」
「私達は正しいですか」
「はい、そこで若しここで勝てると言っていたなら」
 その場合はというと。
「私は違うと言っていました」
「そうでしたか」
「そうされていましたか」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうしていました」
「じゃあやっぱりですね」
「まずはこの目で見ることですね」
「そしてですね」
「それからですね」
「はっきりと言うことです、戦いはデータ通りにいかないこともあります」
 戦いを知っている者の言葉だった。
「これは仕事もですが」
「そういえば内海さんは普段は工場で働いていますね」
 義経はこのことを確認した。
「そうでしたね」
「はい、鉄の棒等を造っていますが」
「鉄の棒もですか」
「データ通りに出来ないこともあります」
 そうだというのだ。
「ですから」
「それで、ですか」
「データを鵜呑みにしたことも重要です」
「その目で見ることですか」
「目で見てもそうでないことすらありますね」
「確かに」
 義経はマッドローグのその言葉にも頷いた。
「そうした場合も」
「データはデータです」
「それ以上のものではない」
「そうです、そしてその目で見ても」
 それでもというのだ。
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