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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十八話 思わぬ成長その一
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                第四百五十八話  思わぬ成長
 智樹はイカロスとニンフそしてアストレアの三人がかりでも圧倒している仮面ライダークローズを見て唸った。
「桐生さんも万丈さんも洒落になってねえな」
「とんでもない強さよね」
 そはらも見て言う。
「本当に」
「ああ、イカロス一人でもな」
「エンジェロイド最強なのに」
「そのイカロスどころかな」
「ニンフちゃんとアストレアちゃん三人でもだから」
「つくづくな」
「恐ろしい強さよね」
「全くだな、しかしな」
 智樹は三人を圧倒するグロースを見つつ話した。
「イカロス達って空を飛べてな」
「そのことも強みだけれどね」
「それをものともしないな」
「ライダーの人達はね」
「それはあの多段ジャンプの為だ」
 英四郎はライダー達のこの技を指摘した。
「ライダーの人達は内海さん以外そのまま飛べないが」
「そのジャンプで、ですか」
「実質空を飛べる、空中で何度もジャンプをしてだ」
 その様にしてというのだ。
「空中戦を行える、だから」
「イカロス達にもですか」
「あの様にだ」
「相手が出来るんですね」
「そうだ、しかしそのまま飛べるのと跳躍は違う」
 英四郎はこのことをここで詩的した。
「だから本来はイカロス達の方が有利だ」
「そこは違いますか」
「そうだ、そのまま飛べる場合とな」
「ジャンプをしながらですと」
「ジャンプの軌跡は変えにくい」
 礼四郎はさらに指摘した。
「だからだ」
「そこでジャンプのそれを変えようとしたら」
「やはり不自然になる」
「それでその分ですか」
「攻撃も威力や正確さが落ちる」
 こう指摘するのだった。
「ジャンプに気が向いて神経が集中してな」
「攻撃がおろそかになるんですね」
「そうなる、しかし」
「ライダーの人達はそういうのないですね」
 そはらは彼等の戦いぶりを見て言った。
「何か」
「そうだ、それは経験だ」
「戦いのそれですか」
「あの人達はとんでもない量の戦いを経てきた」
「だから多段ジャンプもですか」
「軌跡を変えることにも慣れていてだ」
「それで攻撃もですか」
 それもというのだ。
「やっぱり」
「そうだ、慣れているからだ」
「ああして普通に出来ているんですね」
「そういうことだ」
「そうなんですね」
「経験ってどれだけの経験積んだんですか」
 智樹はそのことが疑問だった。
「一体」
「おそらく俺達が見当もつかないまでだ」
「イカロス達よりもですか」
「間違いなくな」
「だからあの強さで戦いぶりですか」
「そういうことだ、だがその人達との訓練だ」
 それを行っているとだ、英四郎は今回も指摘した。
「イカロス達にとってもいい経験だ」

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