第千百四十一話 運命のキックオフ
[8]前話 [2]次話
第千百四十一話 運命のキックオフ
欧州の五ヶ国はお酒をしこたま飲んですっかり酔っています、皆お顔は真っ赤で息は酒臭いです。泥酔寸前の状況です。
ドイツに至ってはビールを今も飲みながら言いました。
「そろそろはじまるな」
「君物凄く酔っているね」
「酔っていないと観られる試合ではないからな」
素面のロシアに返しました。
「だからな」
「大袈裟だよ、僕達全然飲んでないよ」
ロシアもアメリカも中国もオーストラリアもです、皆お菓子にお茶やコーラを口にしながらリラックスしています。
「どうせ何か起こるんだし」
「その何かが問題だが」
「後でFIFAで問題にすればいいじゃない」
「だからその問題がどれも最悪なんだよ」
イタリアも泥酔寸前の状態です。
「太平洋の皆は慣れてるみたいだけれど」
「野球で頭にビーンボール投げて唾吐いたの観たら顔を顰めるでごわす」
「それ俺達だと素面で目にしたら気絶するから」
あまりにも酷くてです。
「だから飲んでるんだよ」
「はっはっは、そう言ってる間にはじまったでごわす」
余裕で笑うオーストラリアでした、そんなお話をしている間にはじまりました。
第千百四十一話 完
2021・4・4
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ