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危ない参謀
第二章

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「だからね」
「飲むといいんだね」
「そうなの、だからお家でも飲んでね」
「わかったよ」
 池田はにこりとして頷いた、そうしてだった。
 彼は飲みものにも気を付けた、それは食事も同じで。
 ゆみりが言うマラソン選手に相応しい食事を口にしていた、それは食事だけではなく服も同じでいつも動きやすい服で。
 着替えの時だ、部員達は池田の下着を見て言った。
「お前いつもボクサーだな」
「その下義だよな」
「やっぱり陸上選手だからか?」
「下着に気をつかってるのか?」
「本多君は下着はこれだって言うんだ」
 ゆみりがというのだ。
「トランクスよりもね、スポーツ選手なら」
「ボクサーか」
「それがいいって言うからか」
「いつもボクサーなのか」
「僕は元々トランクスだけれど」
 下着はこちらだがというのだ、色は黒だ。
「やっぱりスポーツ選手ならね」
「腰が安定するからか」
「それでか」
「そう言うんだ、ぴっしりとしていてね」
 肌にというのだ。
「動きやすいからって言って」
「成程な」
「ゆみりちゃんそこまで考えているんだな」
「本当に名軍師だな」
「いい参謀だよ」
「お陰で僕は何の心配もなく陸上が出来て」
 ジャージこれまたゆみりが選んだものを着ながらだ、池田はロッカールームで部員達に対して話した。
「勉強でもね」
「いつもだよな」
「ゆみりちゃんがアドバイスをして」
「その通りに勉強してな」
「成績もいいな」
「全部あの娘がいてくれるからだよ」
 池田は服それも下着についてもゆみりに感謝した、部員達もそんな彼にこの場ではいいことだと言った。だが。
 彼等だけになったところでだ、こうひそひそと話した。
「ちょっとな」
「やばいな」
「ああ、そうだな」
「ゆみりちゃんってな」
 こうも話すのだった。 
「下着のことまで言うとかな」
「ちょっと干渉し過ぎか?」
「というか下着まで言うって危ないな」
「あの娘実はな」
「そうした娘か?」
「そういえばいつも池田と一緒にいるしな」
「学部も学科も一緒で」
「同居はしていなくてもな」
 それぞれの家に住んでいるがというのだ。
「危ない感じがするな」
「今回で思ったな」
「そうだよな」
 こうした話をした、そしてだった。
 部員達そして他の面々も次第にゆみりがおかしいのではないかと思う様になった、見れば彼女はいつも池田を見ていて。
 彼のことなら何でも知っていた、それこそ何時耳かきをしたのか何時爪を切ったのかまでだ。そうしてだった。
 彼のトレーニング等をいつも決めて彼に話していた、その彼女に気付いて周りは次第に彼女に怖いものを感じていった。
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