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狼は誰も襲わない
第一章

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               狼は誰も襲わない
 アラスカ州ジュノーに住む自然写真家のニック=ジャンズは愛犬の雄のラブラドールであるホワイトと散歩をすることを日課にしていた。
「ここはいい場所だよ」
「あなたのお仕事にとっては」
「うん、凄くね」
 妻のミーナにも話した、黒髭で顔の下半分を多い髪の毛は黒がかった金髪を短くしている。目は黒で背は一八三ある。妻は背は一六八程ですらりとしている。赤髪を短くしていて青い目で高い鼻を持っている。
「もうちょっと歩けば」
「写真に撮れる場所があるから」
「こんないい場所はないよ」
「だからここに住んでるのね」
「そうしているんだ」
 そのアラスカ州にというのだ。
「そして家にいる時はね」
「ホワイトとね」
 その白い毛のラブラドールを見て話した。
「お散歩してるのね」
「僕がいない時は君がしてくれるしね」
「そうね。それじゃあ今日も」
「散歩に行くよ」
「そうするわね」
「それが楽しみだからね」
 日課でありそれである、それに出てとだ。
 ニックはミーナと共に散歩に出た、実は妻もホワイトが好きで散歩に出る時はいつも一緒なのだ。それでだった。 
 散歩に出て家族で楽しんでいたが。
 いきなり狼が出て来た、それは黒い大きな狼だった。妻はその狼を見て驚いたが夫はその妻に穏やかな声で言った。
「大丈夫だよ」
「狼よ」
「狼だからだよ」
 それでというのだ。
「狼は人を襲わないよ」
「そうなの」
「犬は元々狼じゃないか」
 犬のホワイトを見ながら妻に話した。
「そうだね」
「そういえばそうね」
「狼が人を襲わないからだよ」
「狼は犬になれたのね」
「そう、だからね」
「それでなの」
「狼は襲わないから」
 人をというのだ。
「安心していいよ」
「そうなのね」
「だから安心していいよ」
 狼が出て来たがというのだ、そしてだった。
 彼は冷静さを保ったままだった、そうしてだった。
 狼を見ていたが狼は。
「ワン」
「ワンワン」
 ホワイトのところに行ってだ、そのうえで。
 尻尾をぱたぱたと振ってきた、するとホワイトもだった。
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