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星河の覇皇
第七十七部第二章 第二次国境会戦その四十二

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「そこまではと、しかし」
「我々が多く食べることはですね」
「紛れもない事実ですね」
「そうなりますね、実際に我々も」
 今の自分達もというのだ。
「こうしてです」
「食べていますね」
「それもかなり」
「はい、これでです」
 そのグリルも食べ終わった、そうして。
 八条は赤ワインを一口飲んでからだ、二人にこうも話した。
「ワインもです」
「飲んでいますし」
「大食も鯨飲も否定出来ないですね」
「そうですね、最後のデザートなぞは」
 それはというと。
「確実に食べられますね」
「はい、間違いなく」
「それは出来ますね」
 二人も笑顔で応えた。
「デザートの分位は空いています」
「むしろ別に胃があり」
 二人はその笑顔でそれぞれのジョークを出して応えた。
「食べられます」
「それも普通に」
「はい、ですから」
 それでとだ、八条も言ってだった。
 そしてグリルの最後の一切れを食べてアイスクリームをタルト状にした最後のデザートを迎えた、そうして。
 そのデザートも食べてだ、八条はまた言った。
「ここまで食べられるので」
「もうですね」
「大食は否定出来ないので」
「もう認めてですね」
「そのうえで」
 また二人の元帥に話した。
「補給も考えていますし」
「連合の補給ですね」
「食料についても」
「一人辺りどれだけ食べるか」
「そこまで考えて」
「はい、そうしてです」
 そのうえでというのだ。
「私も考えていっています」
「国防長官として」
「そのうえで」
「はい、デザートにつきましても」
 アイスクリームは実に美味かった、ただ冷たいだけでなく上品な甘さがありそれは相当なものであった。
「今は絶対のものですね」
「食後のデザートは」
「まさにそうですね」
「はい、ですから」
 それ故にというのだ。
「これのことも考えています」
「アイスクリームですと」
 マクレーンは今食べているそれの話もした。
「オーソドックスでそして」
「保存も利きますね」
「はい、冷凍はです」
 こうして運ぶことはというと。
「もう常識ですし」
「どの艦艇にも冷凍庫はありますし」
 言うまでもなく食料を保存する為のものだ。
「アイスクリームなら」
「楽に持ち運びが出来て」
「楽しめますね」
「造ることも出来ますし」
 劉も言ってきた、彼もまたアイスを楽しんでいる。そしてそれと共に赤ワインも飲んでいる。洋菓子はワインにも合う。
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