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ドリトル先生と不思議な蛸
第二幕その九
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「それを人が信じるとね」
「ああ、それが常識になるんだね」
「それも皆が聞こえる場所で言い続けると」
「新聞とかテレビとか」
「それも学者さんとか権威がある人がね」
「するとそれがだね」
「事実になるんだ」
 そうなるというのです。
「真実はどうでもね」
「事実と真実は違うのかな」
「そうかもね、真実はね」 
 それはというのです。
「時として隠されるものだよ」
「それが事実にならないんだ」
「嘘を言い続けていたら」
「特に新聞やテレビで。特に日本は悪質なキャスターが昔から多いね」
「ああ、もういつもテレビにいるね」
 まさにとです、王子も頷きました。
「本当に昔から」
「だからね」
「それが事実になるんだ」
「日本の農業は駄目だともね」
「なるんだね」
「そう、けれどしっかりと学んだら」
 農業にしてもというのです。
「真実がわかるよ、そして地図でもね」
「しっかり学ぶとだね」
「日本が結構広い国だとわかって」
「そしてね」
 それにというのです。
「三重県もね」
「広くて」
「鳥羽と伊賀とかは結構離れているんだ」
「そうなんだね」
「だからね」
 今回はというのです。
「ちょっと無理だよ」
「そういうことだね」
「うん、ただ僕も忍者には興味があるから」
 だからだというのです。
「また別の機会にね」
「伊賀や甲賀にだね」
「行くよ」 
 こう言うのでした。
「実際にね」
「そうするんだね」
「うん、忍者も素晴らしいからね」
「八条学園にも忍術部あってね」
「そこで忍者のことを見ても」
 そうしてもというのです。
「素晴らしいと思うよ」
「だからだね」
「実際に伊賀や甲賀に行って」 
 そしてというのです。
「楽しむよ」
「そうするんだね」
「機会があればね」
 こうしたお話をしてでした。
 先生は次の日の朝早くに神戸から鳥羽に向かって動物の皆と一緒に出発しました。王子と執事さん、トミーが見送ってくれました。
 先生は彼等と駅で手を振り合って一時のお別れをして動物の皆と一緒に列車に乗りました、その列車はといいますと。
「今回は貨物列車だね」
「生きものを運ぶ為の」
「北海道に行った時も乗ったけれど」
「今回もだね」
「うん、これがね」
 先生は皆に答えました。
「一番快適だしね」
「同じ車両で皆と一緒に行ける」
「だからだね」
「先生にとってはいいね」
「そうしたことも」
「うん、そう思うよ」
 実施ァにというのです。
「僕もね」
「そうなんだね」
「先生にとってもだね」
「だから今回も生きものの貨物列車に乗って」
「それで鳥羽まで行くんだね」
「そうするのね」
「そして行く間はね」 
 その鳥羽に
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