暁 〜小説投稿サイト〜
黄金バット 第三十七話 ナゾー博士恐怖のロボット兵団
第二章

[8]前話
 全く通じません、そうこうしている間にもロボット達は下関の街に迫ってきています。街の人達はもう皆避難していますが。
 街は破壊されてしまう、皆諦めかけました。
「もう駄目だ」
「下関の街は壊されてしまう」
「徹底的に破壊されてしまう」
「ミサイルも機関砲も通じないんだ」
「これはどうしようもない」
 下関の街は壊された後で復興しよう」
 皆こう考えた時にでした。
 ふとです、下関の一番高い建物の上からでした。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
 宝かな笑い声と共にです、あの謎のヒーローが姿を現しました。裏地が赤い漆黒のマントをたなびかせ両手を腰に置いています。
 そのヒーローを見てです、皆は言いました。
「黄金バット!」
「黄金バットが来たぞ!」
「黄金バットが来てくれたぞ!」
 皆口々に言いました、何とそこには黄金バットがいたのです。
 黄金バットはその場からステッキを高々と上に掲げました、するとでした。
 ロボット達の上に次々と雷が落ちました、そうしてロボット達は雷に撃たれてバラバラに壊されていきました。
 ロボット達の上空にいるナゾー博士はUFOを右に左に動かして雷をかわします、ですがロボット達はそうはいかず。
 忽ちのうちに全てのロボット達が破壊されて粉々になってしまいました、ナゾー博士はその状況を見て言いました。
「今回は私の負けだ、無敵のロボットも超能力を宿した雷には勝てない」
「そうなのか、あのロボット達も黄金バットの雷には勝てないか」
「そうだったんだな」
「だから黄金バットは雷を落としたか」
「そうしてロボット達を倒したんだな」
 皆もその状況を見てわかりました、そしてです。
 敗北を認めたナゾー博士は何処かに飛び去ってしまいました、そしてです。
 ナゾー博士が去ったのを見届けた黄金バットもマントを翻し全身を覆うとその中に姿を消しました、こうしてです。
 戦いは終わり下関の街は救われました、そうしてです。
 その全てを見届けた人々は黄金バットに感謝して言いました。
「黄金バット有り難う」
「今回も助けてくれたな」
「下関は貴方が救ってくれた」
「私達はこのことを何があっても忘れないよ」
 口々に言いました、そうしてです。
 皆で黄金バットを讃えました、颯爽と現れて下関のピンチを救ってくれた彼に心から感謝して。そのうえでそうしました。


黄金バット第三十七話   完


                 2020・11・15
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ