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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第119話
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〜ログナー侯爵邸・中庭〜





「あ…………」

「お、お館様が姫様に………」

「ひ、姫様!?一体何故お館様を……!」

我に返ったアルフィンは呆けた声を出し、領邦軍は呆けたり困惑の表情でアンゼリカを見つめた。

「父上――――――いや、ゲルハルト・ログナー侯爵閣下。”既にその爵位が剥奪されていながら、ノルティア統括領主を詐称して”ノルティア領邦軍に皇家の許可もなくメンフィル・クロスベル連合軍と戦わせた事で詐欺罪と背任罪の疑いにより拘束させて頂きます。―――――並びに暫定処置としてこの私、アンゼリカ・ログナーが”ログナー侯爵家当主”に就かせてもらう!!―――――暫定ログナー侯爵家当主として皆に命じる――――――直ちに戦闘を中止し、連合軍に降伏せよ!これは私だけでなく、連合との和解を望む為連合に対する侵略行為に対して抵抗するつもりがないアルノール皇家の方々の意思でもある!!」

「――――――アンゼリカ卿の宣言は帝位継承者たるこのセドリック・ライゼ・アルノールが保障します!既に様々な方々の協力を得て兄上―――――オリヴァルト皇子と共にここにいる皆さんを含めたルーレの人々にも伝えたように、この戦争はオズボーン宰相がアルノール皇家に許可も取らずに独断で始めた戦争です!アルノール皇家は元々連合―――――特にメンフィル帝国に対して内戦でエレボニア帝国が犯した許されざる罪に対して責任を取ってメンフィル帝国が求める賠償に対して交渉し、その交渉の末に決まった賠償内容に応じるつもりでした!ですから、これ以上連合軍と戦う事はアルノール皇家も許しません!!」

「ひ、姫様………」

「皇太子殿下まで………」

「や、やっぱり先程の殿下達の演説は嘘ではなかったんですか………」

「ううっ……俺達は何の為に戦ったんだ……?」

「うおおおおおおお………ッ!」

ログナー侯爵を見下ろして宣言したアンゼリカは周囲を見回して堂々と宣言し、アンゼリカに続くようにセドリックも宣言し、二人の宣言を聞いた領邦軍はそれぞれ戦意を失ったり、地面に崩れ落ちて号泣したりし始めた。



「―――――内戦の時と違い、卑劣な手段を取ってしまいましたが……連合との和解を望み、父上を含めて一人でも多くの犠牲を減らしたいという皇太子殿下達アルノール皇家と私の意思で父上を謀らせて頂きました。私の事は幾らでも恨んでも構いませんが、どうかその怒りを皇太子殿下達に向けないようにお願いします、父上。」

「フン……貴様のような不良娘如きにノルティア統括領主たる”ログナー侯爵家当主”を背負えるとはとても思えないが、例えどのような形であろうとも私が貴様に”敗北”した事は事実だ。せめて一人でも多くの侵略者を葬って最後はシュバルツァー男爵の子供達の手にか
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