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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十六話
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「いい雰囲気の所悪いけど早く降りて欲しいな一夏君!」

「KY」

「それ今の子に伝わらないと思うぞご主人様」

「それもそうか」

ゆっくりと高度を下げる。

先に着地してお起き上がろうとしていた暦さんの背中に着地する。

飛行術式を切ると引かれたようなカエルのような声がして面白い。

面白いので続行。

「てんてーててんててててんてーててててて腕と足の運動」

「ぐぇっぐぇっぐぇっぐぇっぐぇっぐぇっぐぇ……」

「順番違わないか?」

「お前を抱えてどうやって最初からやるんだよ」

しばらく音の出るおもちゃで遊び、縄を解く。

「ひどい目にあったぜ」

「気功使えるんだからそこまででもなかったでしょ」

そこで此方に近づいてくる足音が聞こえた。

メティスサイトで捉えたその姿は小さく、幼く、ポップで、異様だった。

ここで駿河と足音の主は出会わない。

それがシナリオだ。

「駿河。疲れただろう。今は休め」

ヒプノアイ、キャスト。

「待ってくれ、ご主人さ…」

かくんと腕の中で駿河が眠りに落ちた。

コタンジェントのことは暦さんに任せ、駿河のケアを行う。

ケアといっても怪我はしていないので再生などは使わない。

死屍累生死郎によって奪われた生体エネルギーの補充だ。

腕の中の駿河にそっと気功を流し込む。

囲い火蜂のようにはならないように慎重にだ。

あっちで無理心中だのロリ心中だの聞こえるが俺の知った事ではない。

「で、そこらへんどうなのさユートピア」

「僕はキメ顔で「うるさい黙れ」

「で、どうとは?」

「神原駿河をつれていくかどうかについて」

「どっちでもいい。その契約は暦さんと臥煙のもので俺が口出しすべきじゃない。
駿河に暦さんを手伝うように言う所で既に俺は臥煙との契約は果たした」

すると暦さんが俺に対して咎めるような眼を向ける。

「君は、神原を危険な目に合わせてもいいと?」

その言葉も刺々しい。

「そうじゃない。駿河を守り切れるからだ。さっきのやつにもタイマンなら確実に勝てるだろう。
俺と奴には現時点ではそれだけの力量差があると俺は見ている。これは自惚れではなく純然たる事実だ」

吸血鬼として復活したばかりで調子の戻らない死屍累生死郎になら勝てる。

これは間違いない。

街や無関係の人々が巻き込まれることを考慮に入れなければの話だが。

しかしそれでも、此方から攻めずに駿河を守るだけでいいというのであれば余裕だ。

だって死屍累生死郎は駿河に対してこれと言って何かあるわけじゃないし。

「駿河を返すのも連れて行くのも、駿河自身の危険度は変わらない
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