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非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
第100話『予選E』
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ヤヒヤしたのは人生で初めてだ。……このスリル、ちょっとクセになりそう。


「おっといけね、喜んでばかりもいられねぇよな。先に進まねぇと」


伸太郎は気持ちを切り替え、歩いて坂道を下り始める。
というのも、こんな危険な罠があるくらいなのだ。この道が近道の可能性も十分考えられる。


「お、見つけた見つけた」


そして、坂道を下り切った先にあった行き止まり。まさか本当にハズレかとも思ったが、ちゃんと照らして見てみると、壁に文字が刻まれているのがわかった。これが今回の鍵だろう。


『NLFN WKLV ZDOO (←3)』


英語の羅列と記号。暗号だというのは目に見えてわかるが、果たしてどういう意味なのか。


「はっ、これは簡単だな」


だが、その暗号を瞬時に解読した伸太郎はそう吐き捨てると、壁に向かってあることをする。
すると、壁は自動ドアの様に横に開き、先へと進む道を呈した。


「……何だよ、これ」


しかし、その先に存在した広大な空間に度肝を抜かれた。

──そこには、見上げても闇しか見えないほど天井の高い円柱型の空間と、壁に沿うように上へと伸びる螺旋階段。そしてその道中には、無数の扉があったのだった。

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