暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十九話 鳥取での戦士達その七
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「これからな」
「蟹なら蟹鍋よね」
 式部沙織は楽し気に言った。
「皆で楽しもう」
「蟹の甲羅で飲むお酒が最高なのよね」
 アクアは心から楽しそうに述べた。
「じゃあ皆で飲んで食べて楽しみましょう」
「アクアも女神らしくねえよな」
 メリオダスはそのアクアを見て思った。
「正直言ってな」
「そうかしら」
「ああ、すぐに調子に乗ってそれでいてドジで泣き虫でな」
「うっ、いいところないじゃない」
「いや、そういうところが愛嬌があっていいぜ」
 メリオダスは今度は笑って話した。
「かえってな」
「そうなのね」
「ああ、完璧な奴なんて面白くないからな」
 笑ったままでの言葉である。
「アクアはそれでいいさ、というか個性がある奴ばかりだから面白いんだよ」
「確かに個性派揃いね」
 花子さんはあかねと一緒に塗り壁の銅像を見つつ話した。
「どの世界の人達も。それに私のそっくりさんも多いしね」
「そういえば花子さんのそっくりさん多いわね」
 まなが見てもだ。
「一体どれだけの娘がそうかしら」
「あまりにも多くてやっと覚えられた位よ」 
 花子さんが話した。
「本当に。中には今も何かと過去を突かれてる娘もいるし」
「そ、それはその」
 ネルヴァは花子さんの言葉にバツが悪い顔で返した。
「反省していますし」
「だからもう絶対になのね」
「あんなことはしませんわ」
「若しいじめを続けますと」
 鬼太郎が無表情で言ってきた。
「幽霊列車に連れて行かれますよ」
「ゆ、幽霊列車!?」
「悪いことをした人は無数の白い手に引き込まれて」
 そうなってというのだ。
「死んでその列車に乗りまして」
「まさか」
「そのまさかです」
 鬼太郎の表情も口調も変わらない。
「地獄に行くんです」
「そうなりますのね」
「まさに連れて行かれます」
「悪いことをしたら」
「それが過ぎたら」
「若しネルヴァが行ったらメリダはまた私が独占するから」
 エリーゼがぽつりと述べた。
「いいかも」
「ちょっと、そこでそう言いますの」
「幽霊列車お願い出来ますか」 
 エリーゼは今度は鬼太郎に言った。
「これから」
「いえ、それは死んだ人だけで」
「白い手は」
「そこまでの悪事をしないと出ないです」
「そうですか」 
 エリーゼは鬼太郎の返答にいつものクールな感じだが残念そうに述べた。
「ネルヴァももっと悪事をしてくれていたら」
「貴女私にそんなに地獄に行って欲しいのでして?」
「だってメリダをいじめていて今はつきまとってるから」
「ですから今は」
「邪魔だから」
 本音も出した。
「貴女嫌いだし」
「ま、まあ人は出来るだけ嫌わないようにな」 
 美代子は苦笑いでフォローに入った。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ