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もう一つの"木ノ葉崩し"
第三話―襲来
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驚く。ヒルゼンも同じ反応だ。

「ああ,今回の件で,アイツも同じうちは一族として気に病んでいるだろうと思ってな。うちはというだけで,肩身の狭い思いをしているところもあるかもしれん。」

「もちろん行きます。一族なんて関係ありません。あいつも,何度も一緒に任務をこなした大事な仲間です。」

タイヨウの意図を理解したヒルゼンは,即座に返答する。その隣でダンゾウも頷く。

「よし,決まりだな。じゃあ……」


その時――





ドン!!!



「!?」

「!!」

「何だ!?」

突如,凄まじい爆音が響き渡る。地面にも衝撃が走り,かすかに揺れる。

「何だ,今のは……。」

「あっちの方角ですね。」

ヒルゼンは音がした方向を指す。

「よし……,白眼!」

タイヨウはヒルゼンが指した方向に目を向け,瞳術を発動する。

「あれは……!!」


〜〜〜〜〜


「……!結界に反応あり!侵入者を感知しました!」

「!」

「数は数十名!次々に侵入してきます!場所は北口のA地点!」

「行くぞ!」


〜〜〜〜〜


ガチャッ!!

「扉間様!!」

「分かっておる……。来たか。」


〜〜〜〜〜


「サイゾウ!」

「ああ,行くぞ!」


〜〜〜〜〜


ゴゴゴゴ……

「ゆれる……あるきにくい……。ここ?……"き"……"の"……よめない。」


〜〜〜〜〜


「やはり,あなたも予感していたようね……九尾。あなたと同じチャクラを持っている……彼らは一体,何者なの?」

「それを教えて何になる?」

「いがみ合っていても何の解決にもならないわ。私が死ねば,あなたもただでは済まない。」

「けっ,てめえの命で脅しをかけるやつがどこにいる……。」

「力を貸しなさい。」


〜〜〜〜〜


「なんだ,今の衝撃は……。」

ギンッ!

「写輪眼!」


〜〜〜〜〜


「へっへっへっ……さあて,思う存分暴れてやるぜ!なあ銀角!」

「おうよ金角!」

里に侵入した金角と銀角は,部下たちに向かって命令を出す。

「てめえらも遅れをとるんじゃねえぞ!手当たり次第に殺せ!壊せ!」

「はっ!」

「散っ!!」

バッバッバッバッ!!

数十人の雲隠れの忍たちが,あちこちへ散っていく。

「まずはいっちょ……挨拶でもしてやるか!」

ダンッ!

金角は一度大きく跳び上がり,上空から猛スピードで地面に向かって落下していく。

「ふん!」

そのままの勢いで,組んだ両手を地面に叩きつける。

ドン!!!!


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