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そっちの努力もしないと
第四章
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 だが彼はここでだった、一念発起して。
 ラーメンの食べ歩きは勉強なので続けたが普段の食事は妻にも気を付けてもらってカロリーを低くして蛋白質はそのままで。
 野菜をこれまで以上に食べ運動もする様にした。歩き自転車に乗り泳ぎ。
 数ヶ月経ってだ、また店に来た兄夫婦が連れて来た甥にこう言われた。
「叔父ちゃん太郎そっくりやなくなったね」
「そのマイクロ豚のかい」
「うん、痩せたね」
「叔父ちゃんも頑張ったからな」
「そうなんだね」
「ああ、痩せたんだよ」
 百キロを切ったその身体で言った。
「これからも痩せるからな」
「そうするんだ」
「流石に太り過ぎていたからな」
 兄も言ってきた。
「百キロ超えていただろ」
「百二十あったよ」
「それが痩せたんだな」
「昼も店の賄いたらふく食ってたけれどな」
 それをというのだ。
「奥さんの手作り弁当ヘルシーなそれにして」
「運動もしてか」
「痩せたよ、まだ成人病になってなかったしな」
「その前にやってよかったな」
「ああ、しかし気付いたらな」
 その時はともだ、弟は兄に言った。
「豚そっくりだってな」
「言われる位太ってたな」
「そうなるんだな」
「お前はラーメン屋の仕事は頑張ってるけれどな」
「身体のことはか」
「意識してなかっただろ」
「これまでな」
 実際にとだ、乗介は兄に答えた。
「貫禄だって思ってたよ」
「ある程度はよくてもな」
「ある程度を超えてたか」
「だから言われたんだよ」
 自分の甥にとだ、兄はその甥つまり自分の息子を見つつ弟に話した。
「やっぱりな」
「そうなんだな」
「うちの人お仕事も頑張ってるけど」
 ここで道子がラーメンを食べつつ言ってきた。
「やっぱりね」
「身体に気を使ってるんですか」
「そうなの、毎日泳いだりしてね」
「兄貴運動苦手だったのに」
「それでも気をつけてるんだよ、太り過ぎも運動不足もよくないからな」
 兄は弟に高校時代から変わらないスタイルで答えた、見れば顔も変わっていない。少し歳を取った感じになっているだけだ。
「水泳もやってるんだ」
「そうなんだな、だから俺もか」
「これからもそっちの努力もな」
「そうだな、身体壊したらラーメンどころじゃないしな」
「そのこともあるしな」
「これからは身体のことにも努力していくな」
「そうしろ、父さんも母さんも心配していたしな」
 二人の両親もというのだ。
「お前の太り過ぎにはな」
「じゃあ気をつけるな」
「そうしろ」
「そうするな、今度子供も出来るしな」
 こう言ってだった。
 乗介は鉄男にラーメンを作って出して甥には子供用の小さいものを出した。鉄男はそのラーメンを食べて前よりも美味くなったと言った。そしてまた来ると言
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