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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
ナツともう一人のドラゴンスレイヤー(氷竜)の物語
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ここは港町ハルジオン。

 

魔法よりも漁業が盛んなこの街の駅にて、

 

「あの、お客様方....大丈夫ですか?」

 

駅員が、グロッキーになっている二人に声をかける。

 

「あい!いつものことなので」

 

二人の前に座っていた青い猫、ハッピーが駅員にそう伝えた。

 

「無理!もう二度と列車には乗らん...うぷっ」

 

「同じく...つーか喋るのすらしんどい...おえっ」

 

桃色の、ツンツン頭をした青年、ナツと、青髪の、ストレートヘアをした青年、リートが、顔色を悪くさせながら答える。

 

「情報が確かならこの街に火竜《サラマンダー》がいるハズだよ、二人とも行こ」

 

ハッピーが、そう言って列車を降りるが、二人は全く動こうとせず…

「「ちょ...ちょっと休ませて...」」と言う

 

「あっ」

 

その間に、列車が二人を列車に乗せたまま、ハッピーのみをおいて発車してしまう。

 

 

「「た〜す〜け〜て〜」」

 

 

「発車しちゃった...」

 

 

場所が変わって同時刻

 

「えーーー!!ここって魔法屋一軒しかないの?」

 

「ええ...元々魔法よりも漁業が盛んな街ですから」

 

金髪の、ロングヘアーの女の子、ルーシィが、魔法屋があまりにも少ない為、驚いて聞いたが、店員に魔法屋がここしかないと言われて「無駄足だったかぁ」と呟いている。

 

「あたしは門《ゲート》の鍵の強力なやつを探しているの」

 

「門か珍しいねぇ」

そう言ってルーシィは店の中を散策すると

「あっ!」

「白い子犬《ホワイトドギー》!」

 

と言って銀色の鍵を見つけた

 

「そんなの全然強力じゃないよ。」

 

「いいのいいの 捜してたんだぁー」

 

そう言ってルーシィは、嬉しそうに鍵の値段を訪ねる。

「お・い・く・ら・か・し・ら?」

「2万ジュエル」

 

ルーシィは、チラリと、自分の胸を見せてもう一度訪ねる。

 

「本当はおいくらかしら?素敵なおじ様 」

 

・・・

 

「1000ジュエルしかまけてくれなかったー」

 

「あたしの色気は1000ジュエルかぁ!!」

 

ルーシィがそう言って暴れていると、キャーキャーと言っている女性の群れを見つけ、興味を持って近付いてみると、近くの女性たちが

 

「この街に有名な魔導士様が来てるんですって!」「火竜様よぉ!」

 

と、口々
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