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おっちょこちょいのかよちゃん
109 日本赤軍の長
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射した爆弾が分身した。
「させるかよ!」
 岡本が木の根のような物を出してかよ子の爆撃を防いだ。
「くそ、取り逃がしちまったか・・・」
 シャクシャインも石松も去り行くヘリコプターを見る。
「でも、何とか杖も護符も守れた事だけでもよしとすべきよ」
「うん・・・」
 だが、かよ子は見る。名古屋の街が赤軍によって荒廃してしまった。地元の人にとっては最悪のクリスマス・イブとなってしまっただろう。
「すみません、赤軍を取り逃がしてしまって・・・」
 さりは警察達に謝った。
「いえ、いえ、今度こそあいつらを抑えないとですね。それにしても凄い戦いでしたね。やはり異世界というのは実在していたんですか」
 警部は感心した。
「はい。戦争を正義とする世界と平和を正義とする世界の二つがあり、戦争を正義とする世界の人間は赤軍と、私達は平和を正義とする世界の人間と組んでいるのです」
「そうだったのか。これからも気を付けないとな。それでは」
 県警達は去った。
「皆、私の為に来てくれてありがとう・・・」
 さりは皆に礼をした。
「ううん、お姉ちゃんも無事でよかった・・・」
 かよ子は涙が出ていた。
「うん、皆を戻してあげるね。あ、母さん」
「ん?」
「明後日、帰るよ」
「ああ、おいで」

 そして皆はさりの護符の能力(ちから)で元居た地へ帰還するのであった。
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