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麗しのヴァンパイア
第三百一話

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              第三百一話  茶道を学ぶ
 クラウンの面々は茶道をしてみることにした、幸い場所も道具も今田先生が提供してくれた、それも快諾して。
「先生のお家には茶室も道具もありますから」
「全部ですか」
「凄いですね」
 華奈子も美奈子も先生の返事に驚いて言った。
「お金かかりますよね」
「それでもですか」
「全部あるからですか」
「使って下さいね、ただね」
 今田先生はクラウンの面々にこうも話した。
「これを機会に茶道のことも勉強するといいですよ」
「そうなんですか」
「茶道のことを」
「はい、それは深いものなので」 
 だからだというのだ。
「そうされて下さい」
「そうですか、それじゃあ」
「勉強してみます」
 華奈子も美奈子もクラウンの面々も頷いた、そうしてだった。
 茶道の道具の使い方だけでなくだった。
 歴史も学んだ、ここで春奈は仲間達に話した。
「千利休さんがね」
「教科書にも出てるな」
 亜美が応えた。
「あの人がはじめたんやったな」
「ええ、安土桃山時代にね」
「戦国時代の後やったな」
「その時にね」
「茶道が出来たんやな」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「ずっと大名の人達やお金や家柄がある人達が嗜んで」
「今に至るんやね」
「そう、そして織田信長さんもね」
 この人もというのだ。
「茶道がお好きだったのよ」
「そういえばあの人お酒飲めなかったのよね」
 ここで美樹が言ってきた。
「そうだったのね」
「それで茶道に熱中したそうよ」
「お酒が飲めなくて」
「その分ね。甘党だったらしいし」
「甘いものがお好きだったの」
「そうだったの、それでお菓子もね」
 これもというのだ。
「茶道と一緒にね」
「広まっていったのね」
 美樹も他の面々もそのことを知った、茶道のことを学んでそうしてそこから茶道のことを知っていくのだった。


第三百一話   完


                 2020・9・25
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